火曜日, 2024/04/23 9:23

モーツァルト ソナタ第7番 KV309 (2)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

続きを見る »

#179 スカルラッティ ソナタ ホ長調 K.380(2)

前回に引き続きスカルラッティのソナタを2ページ目から学びましょう。 雰囲気が変わって馬も軍隊風の行進、ポロネーズのようなリズムになります。 スタッカートは引っ張りレガートは押して弾きます。3拍目にアクセントを感じて。 ここでペダルを踏み替えに注意してその先の歌うメロディーでたっぷり使います。 チェンバロ奏法でよくある細かいアーティキュレーションは2音を一つの動きで。 速く弾けばほとんどレガートに聴こえます。欧州で伝統的に馬車やホルンの音や軍隊を表す五度音程が多い曲です。そこからイメージを得て作品に向いましょう。 力強い五度に対して四度や六度音程の上のメロディーはスムーズで優しく歌って。 16分音符は急がずに逆にゆったりと。トリルは余裕を持って拍の前からタイの音の長さまで。長いトリルは手を柔軟に鍵盤上を上に向かって移動しながら弾きます。 強弱と合わせることも可能です。その後のトリルは短く拍の前に後打音と繋げて。 締めのホルンはアクセントをつけて勇ましく。同じフレーズの2回目は強弱も変化させます。古典の曲は指のアーティキュレーションと同時にイメージも膨らませて音楽的なアプローチ持って表現しましょう。

続きを見る »

#178 スカルラッティ ソナタ ホ長調 K.380(1)

まずテーマを見てみます。andante「comodo」は気楽にという意味。 冒頭の二つの声部:シラ♯ソをソプラノと考えレガート、下の音はスタッカートで。 右手の中で、上は少し重さを載せ/下は引っ張り、それぞれタッチを分離させます。 付点のリズムは鋭く感じましょう。トリルは拍の上、または拍の前でも弾けますが 今回は弾きやすく拍の前にソファソを出して。その際に前の音(シ)から32分音符で繋げる感覚でシソファソと弾くと「お団子」にならずスムーズです。手の角度は鍵盤に平行を保って、関節は柔らかく指は馬の脚のような勢い「ミタカパン」で。 トリルは技術に集中してパニックするよりもコントロールする事、指の動きよりリズムで感じることが大切です。脱力も忘れずに。指使いや左手を使う等工夫して。 ペダルを入れたりトリルを増やすのも可能です。強弱は2回目はエコーの様にpで。 次のフレーズの入口はゆっくりとスムーズに大小のcresc-decのラインを描きます。 左手の和音の一拍目はギターのようにアルペジオで弾いてスカルラッティ風に。 ページの最後のトリルはdec.とritの中、ゆったり余裕を持って優雅に、冒頭の雰囲気とのコントラスト味わって楽しみながら弾きましょう。

続きを見る »

モーツァルト ソナタ第7番 KV309 (1)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

続きを見る »

勉強会 2023-12-24

シューマン ダビッド同盟舞曲集Op.6 より  No.6, No.7 グリーグ抒情小曲集より 故郷にて Op43-3、アルバムのつづり Op47-2 メロディ Op. 47-3 、ハリング Op47-4、エレジー Op.47-7 春に寄す Op.43-6、 即興的ワルツ Op.47-1 ほか ベートーヴェン ソナタ第26番変ホ長調「告別」1楽章

続きを見る »

#177 ブラームス 間奏曲 Op.119-1 (3)

今回は中間部の終わりから最後まで見て行きます。 ブラームスが幻想の世界からゆっくり覚醒して暗い現実に戻る所です。 3段目はカウントが難しい箇所です。指を残して音を繋げるフィンガーレガートでペダルは減らします。遅いテンポで更にritしながらテーマに戻ったら3拍子を数えて。 タッチと音色の確認の為にスタッカートで弾いて→レガートで仕上げましょう。 三連符の部分は複雑な音色を聴きながら主要な音を指だけで残せる指使いで。 最後の暗い和音は深い響きでブラームスが人生を受け入れた穏やかさを表現して。 和音は左右でサポートし合って響きを聴いて内声から音を拾ってみましょう。 ペダルと指レガートを上手く組み合わせて。休符を感じることも大切に。 響きや表現など多くを学ぶことのできる深みのあるブラームスの晩年の作品です。

続きを見る »