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奏法 クレメンティ ソナチネ Op.36-3 第1楽章 (1)
#244 シューマン 森の情景「寂しい花」(1)
シンプルに見えて複雑な声部、和音を表現するのが難しい曲です。 短く技術的には易しいですが4回に分けてゆっくり丁寧に学んで行きます。 右手は2声:まずテーマがアルトに登場し2小節目でソプラノが加わります。 同時に2声を聴きましょう。3-4小節は逆転してソプラノがテーマです。 そのテーマの終わりの4小節にまたアルトでテーマが入ってきます。 縦に取ると不協和音が目立つのでなるべく声部=横のライン考えましょう。 音楽を理解することが大切です。アルトとソプラノ掛け合いをよく聴いて。 例えばアルト60%,ソプラノ40%など音量バランスをコントロールします。 ソプラノを強調したい時は手を右に傾け、アルトを出したい時は左に回して。 音量コントロールは少し大袈裟に練習します。まず50%づつからずらして。 縦で考えるのは不協和音が強すぎて音楽が分かりにくくなるので注意します。 左手の伴奏は始めはシンプルですが4段目に動きが出て複雑になります。 強弱は、よく歌うところ(S)、デクレッシェンド、クレッシェンドを 3段目はソプラノのファ-ミ-レ-ラ-ド-シを出して。主張したいなら少し溜めて。 表現するにはタイミングと強弱によるコントラストが大切です。 自分の好みで声部のコントロールを楽しみながら弾けると良いでしょう。
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#243 ショパン ノクターン第8番 (4)
今月はショパンのノクターン8番を学ぶ最終回です。 クライマックスの後から最後までを見て行きます。 f→ppへコントラストを作り長い装飾的なパッセージは自由に。 練習ではまずはゆっくり左右を合わせて慣れたら自由に動かします。 左右の合わせやすい音を楽譜上に線で繋いでいます。 合わせ方は均等に4づつで合わせるより3-4-4-4-4-5だと弾き易いです。 付点の練習はLsss(長短短短)、sssL(短短短長)など変化させましょう。 手を脱力して手首から柔らかく回して弾きます。 旋律はソプラノですが3度下のアルトの声部の変化をよく聞きます。 con forzaの3:2は情熱的に。速くならないようテンポはコントロール。 始めにも出てきた嘆きの音型の後、また感情が盛り上がります。 ppのコーダのショパンらしい溜息はマジカルな美しさです。 幻想的な半音階は左1指のテノールを強調させて。強弱は<>で。 「雨だれ」や涙がこぼれる情景を思って。 ソプラノとアルトの絡みは2人の会話のように。最後は2声仲良く。 6度の上昇のタイミングはまず2-3-2 2-3-2で取り、その内自由に。 消えていくように。6度のフレーズ後ペダルは一度切って休符を意識。 バッハの影響でもある多声的な濃さを味わって弾いてみましょう。
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23 装飾音 ‐5‐
バッハ:シンフォニア 第7番
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22 装飾音 ‐4‐
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21 装飾音 ‐3‐
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20 装飾音 ‐2‐
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19 装飾音 ‐1‐