前回に引き続きグリーグの小品を具体的な奏法を使って弾いて行きましょう。 小さな山(動機1)→大きな山(2)→2拍目を大切に(3)→最後(4)はpなど表現します。 同じ表現が2回繰り返されます。アルペジオは強く、広がるイメージで。 この構成を頭の中でしっかりと意識してそれに沿って再現できると良いでしょう。 B部分はAと違って拍感など少し複雑です。前回の通り強弱は+とーで考えて。 A'はAには無い美しい半音階のアルトの旋律が聴こえます。ソプラノは少し控え目。 左手もテノールの旋律を聴く為にバスは遠慮がちに。次にバランスを考えます。 Aと同じ様に構成をしっかりさせて安定感のある表現につなげましょう。 大きなコードは左右の手を器用にを使いバランスとタイミングを図りながら。 豊かなボリュームは脱力して最後の動機は小さく。 同じ表現が繰り返されていること=構成を意識してこの美しい曲にアプローチしてみましょう。
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モーツァルト ソナタ第10番 KV330 (2)
#191 グリーグ 抒情小曲バラード調(1)
今日は初めての試みとしてグリーグの曲を音楽理論を使って勉強してみましょう。 強弱や歌い方も感覚でなく音楽の知識から求めて行きます。バラード風に=ルネサンス~中世の香りの曲調です。後半はメロディーが左右で豊かに歌います。 前半8小節は大楽節と呼ばれAで表します。これを前半後半に分けたのが小楽節aa'。 小楽節は2つの動機1-2から成っています。動機1は質問、動機2は答えと捉えます。 小楽節aは(終わっていない感じ)半終止、または不完全終止。3つ目の動機は前と似ており(質問)、動機4で終止します(答)。音楽は一般的によくこの形式で書かれます。 これが大楽節×1つの一部形式です。バロック時代にAB2つの大楽節による二部形式→ABAの三部形式に変化し、ここからABACAのロンド形式なども出てきます。 この曲はAABABA三部形式に近い構成です。構成から強弱を求めてみましょう。 Aの4つの動機は毎回少し変化を持たせるとよいです。フレーズの3拍目が山で全て音楽はそこに向かって行きますが、毎回少し違うボリュームで構成を考えます。 4つの動機で一番大きな山も3つ目、小さい山は4つ目です。次は拍で考えてみます。 強弱の山は3拍目でしたが拍は2拍目を大切に弾き、構成を作って行きましょう。 Bの歌い方はAと違う表現で。拍はAと同様に2拍目を大切にして、強弱を変えます。 動機1と動機3は2拍目に山、4拍目に谷。一方、動機2と動機4はAと同様3拍目に山。 このように知識を用いて曲の構成から表現を導き出して解釈に繋げてみましょう。
続きを見る »#190 スクリャービン 前奏曲 op.16-1(3)
後半の2ページ目を見てみましょう。初めのテーマがそのまま戻って来ます。 大きなクライマックスが始まって盛り上がって行き、pppで終わります。 手の交差のあるところは右で取っても良いでしょう。 音楽的な盛り上がりで興奮して速くならないよう一小節ごとにコントロールして。 テンポは先に走らないようにほぼアダージョ位でもよいでしょう。 繰り返す四分音符「ソドファラミソ」はなるべく覚えて、鐘の響きのイメージで。 左伴奏の上の音を出して良いバランスを作り左右の音量バランスにも注意します。 最後は段々ゆっくり、右手はレガートで下から上のタッチでpでもキラッと光る音が消えていく様に。最後は和音の連打の中で<>をスムーズに水彩画のように音色を上手く混ぜて終わります。がんばって弾くのではなく、音を色や景色でイメージして、テンポもルバートで耳を使いながら弾きましょう。
続きを見る »モーツァルト ソナタ第10番 KV330 (1)
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#192 グリーグ 抒情小曲バラード調(2)
前回に引き続きグリーグの小品を具体的な奏法を使って弾いて行きましょう。 小さな山(動機1)→大きな山(2)→2拍目を大切に(3)→最後(4)はpなど表現します。 同じ表現が2回繰り返されます。アルペジオは強く、広がるイメージで。 この構成を頭の中でしっかりと意識してそれに沿って再現できると良いでしょう。 B部分はAと違って拍感など少し複雑です。前回の通り強弱は+とーで考えて。 A'はAには無い美しい半音階のアルトの旋律が聴こえます。ソプラノは少し控え目。 左手もテノールの旋律を聴く為にバスは遠慮がちに。次にバランスを考えます。 Aと同じ様に構成をしっかりさせて安定感のある表現につなげましょう。 大きなコードは左右の手を器用にを使いバランスとタイミングを図りながら。 豊かなボリュームは脱力して最後の動機は小さく。 同じ表現が繰り返されていること=構成を意識してこの美しい曲にアプローチしてみましょう。
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#191 グリーグ 抒情小曲バラード調(1)
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#190 スクリャービン 前奏曲 op.16-1(3)
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#189 スクリャービン 前奏曲 op.16-1(2)
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#188 スクリャービン 前奏曲 op.16-1(1)
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23 装飾音 ‐5‐
バッハ:シンフォニア 第7番
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22 装飾音 ‐4‐
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21 装飾音 ‐3‐
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20 装飾音 ‐2‐
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19 装飾音 ‐1‐
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Q & A 2023-12-17
ラヴェル:鏡 4.道化師の朝の歌、シューベルト:即興曲142-3、 グリンカ=バラキレフ:ひばり、モーツァルト:ペダルについて
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Q & A 2023-08-19
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Q & A 2023-05-20
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Q & A 2023-04-15
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Q & A 2023-03-18
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勉強会 2023-12-24
シューマン ダビッド同盟舞曲集Op.6 より No.6, No.7 グリーグ抒情小曲集より 故郷にて Op43-3、アルバムのつづり Op47-2 メロディ Op. 47-3 、ハリング Op47-4、エレジー Op.47-7 春に寄す Op.43-6、 即興的ワルツ Op.47-1 ほか ベートーヴェン ソナタ第26番変ホ長調「告別」1楽章
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勉強会 2023-07-23
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勉強会 2023-03-19
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勉強会 2022-11-27
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Zoom 勉強会 7月