#220 ショパン ポロネーズ第1番(4)

中間部の後半をみて行きます。 この部分は珍しく左手を歌って出し右手は小さいバランスで弾きます。 練習では左手は単純にに大きく右手は弱く、強弱のみに集中しましょう。 左のタッチはノンレガートで重たく下へ。フレーズの終わりだけdec.して。 次はタイミングです。フレーズをゆっくり→速く→ゆっくり等意識します。 慣れたら強弱、タッチ、タイミングの3つを組み合わせ、仕上げはペダルで。 左手のメロディーはいつもより強弱など拡大してコントロールを練習。 左が段々旋律的に弾けるようになったら右ソプラノは嘆き、ため息の様に。 左にメロディーがある時は色々なバランスを作れることを楽しんで。 波を作りながらクライマックスに向かって行きます。 中間部の構成は1p目変ニ長調→2p目は左の短調の旋律→3p目は1pと同じ。 左手による旋律はチェロの様なダークな感情の弦楽器の音をイメージして。 あえてピアノでは表せないビブラートやmezza di voce <>のイメージを持って音の繋がりを意識しましょう。 こうしなければ…より、柔軟にショパン作品を表現する楽しさを感じて。 ショパンの直筆譜にはda capoは無かったので自分の解釈で弾きましょう。 強弱やタイミング、フレーズ感や舞曲のリズム、歌い方、個性などたくさんのことが勉強できるポロネーズです。是非弾いてみて下さい。

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#219 ショパン ポロネーズ第1番(3)

今回は中間部の前半にあたる4ページ目を見て行きましょう。 cis-mollから旋律的なDes-durに転調するのは雨だれの前奏曲と同じです。 Des-dur又はCis-durショパンの得意な幻想的な雰囲気の調です。 ソプラノ、バスと伴奏はそれぞれ音量に差をつけてバランスを作ります。 伴奏は膨らみを感じながらも基本的にpで、ソプラノはよく歌います。 タイミングはテンポをゆっくり→速く押し引きしながら進みましょう。 比べてアルトはpで弾いてバランス良く。片手でももう片方を想像しながら。 テンポはルバートでタイミングを大切に、自由に押し引きできると良いです。 時にはバスや内声を引き立たせて音楽を立体的に表現しましょう。 細かい音もタイミングにこだわりセンス溢れるショパン独特の和声を大切に。 和音をよく聴けば音色の変化の必要性が分かります。 フェルマータ付きの休符は長めに取って繊細な瞬間をわかりやすく表現して。 3拍子を2拍子で考えるヘミオラの3回のフレーズは頭にアクセントを感じて。 音楽の色々な可能性、アイディアを遠慮なく思い切って表して曲の雰囲気を伝えてみましょう。

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#218 ショパン ポロネーズ第1番(2)

前回の続きから3ページ目を見て行きましょう。 なるべくリズミカルに3回の上昇アルペジオのフレーズを技術的に捉えます。 各フレーズ=グループで和音が2つ、3つと考えてポジションの移動を意識。 和音を分散させて→段々ポジション移行の時間を減らして行きます。 指くぐりは手が傾くので避けて鍵盤に垂直に保てるポジション移動の奏法で。 軽く回すアクションを入れて、移動の抵抗を減らすため手は丸く小さく。 左の低いバス音は右のどの音符と合わせるかしっかり確認しましょう。 左右の合わせたい音でストップする練習が指の記憶のために効果的です。 技術的な練習はストレスにならないよう明るい気分を意識して。 ポジション移動のコントロールは鍵盤上のグループを落ち着いてよく見て。 アルペジオは流れてしまわないようリズム感を忘れずに拍を感じながら。 3回目の長いアルペジオは時間を取って。ペダルは踏み替えタイミング注意。 疲れた時には親指にアクセントをつけて弾きやすさを意識しましょう。 アルペジオは勢いで速く弾かずにゆっくり落着いて捉えると掴みやすいです。 3ページ目はポロネーズのリズムの後ペダルでH durのショパンの世界に移行。 始めは+から段々と−へ、装飾音は引っ張る奏法で美しく弾きましょう。 交差の部分の表現はfで力強くまたは優しく、異なる可能性を試し選びます。 トリルを<>でテーマに戻るときは自由にルバートを意識して。 中間部の前はritでゆっくり、たっぷり時間をかけて次への準備をします。

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#217 ショパン ポロネーズ第1番(1)

今4回に分けてショパンのポロネーズ第1番を見ていく1回目は1ページ目を学びます。 力強さと優しさのコントラスト、舞曲の要素などショパンらしさに溢れています。 個性のある表現を目指して技術的なことから見ていきましょう。 冒頭付点リズムの2音はfーpで、長いフレーズを6拍子で感じfからffに向かいます。 自然なタイミングで方向を感じることを大切に。3小節目の頭の減七和音はf fで強調。 冒頭テンションをつくった後→リラックス→アルペジオで再びテンションを作って。 ペダルも踏む/離す瞬間と長さを意識します。テーマは強弱とタイミングを分けます。 テーマの強弱は色々な解釈がありますがここではf→dec→cresc2つの山を作って。 まず強弱を掴む練習します。バスのオクターブはバラして響きを作りましょう。 タタタンタンのポロネーズのリズムはdec気味に左片手で練習、バスを強調して。 右はdecとcrescで伸び縮みさせたり、強弱は自由に感じて色々試しましょう。 次はタイミングです。ritとacclをバランスよく、徐々に強弱と組み合わせます。 スタッカートとレガートを左右それぞれ自由自在なアーティキュレーションで。 強弱は上下、タイミングは前後の動きと捉えて飛行機を操縦するように立体的に。 連打は同じ指、付点の3つの音は234を繰り返し最後は345で次フレーズに繋げて。 左の音程の広い和音はアルペジオです。右手の強弱は音量より+と−で考えます。 タイミングはルバートを経てテンポに戻るショパンらしさを意識しましょう。 ppの2:3は右のトリルを緩やかに自由に感じてritして幻想的な美しさを表します。 強弱、タイミング、ペダルとアーティキュレーション、まずは一つずつ集中してから→始めは強弱とタイミングの2つから組み合わせ→次はペダルを加えて練習します。 ペダルは特に離すタイミングを大切に。完璧を目指さずフィーリングで弾いてみましょう。

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