#286 フランク 前奏曲 (3)

大きなクライマックスを迎える2p下段から3p目を学びます。 強弱に集中して設定を考えます。必ず前後の関係で考えて。 直線ではなく、大きくなって→下がってと波を繰り返します。 2p下の段はまずpからクレッシェンドを作ります。 2つ目の音を強調すると「嘆き」「痛み」の表現に繋がります。 バス保持する為に右手で3度の伴奏を取りましょう。 その先の和声の伴奏部は前回と同様に左右で弾きます。 強弱は逆に一回目がp、そしてエコーがfになります。 今回テーマは大きな波のように気分よくf、クレッシェンド。 d mollやDdurのfはアクセントをつけてもOKです。 h mollの優しい雰囲気のコントラストを表してダークに。 2段目の1小節目左は、前回4段目同様の指使いの1111で。 右手レガートに集中する為に左手は軽めに。 アルペジオの間は右手のラは押さえたまま空間を詰めて。 ソプラノは555…でペダルも駆使してレガートで弾きます。 伴奏の重いfのdownのタッチから切替えて歌うソプラノで。 フランクの音楽は硬くならない様タイミングを自由に保って。 伴奏もdownで1音ずつアクセントより2音をレガートで繋いで。 1拍目にアクセント感じつつも2音目の嘆きの感情を強調して。 クールな演奏にならず音に気持ちを込めて身体に動きを伝えて。 「おにいさん」の「にい」の部分でピアノを前に押す様に。 五感の内の3つの感覚、見る、聴く、感じるを使って弾きます。 「見る」は楽譜を読んでよく観察して音楽の理解に繋げること。 「触る」は手や指で場所や間隔を覚えること。 「聴く」のは耳できれいな和音などを味わって響きを覚えること。 年齢とともに感覚的な部分が減ってくるので意識的にアプローチ。 リズムは固く考えずにタイミングを掴むと弾き易くなります。 フレーズの自然な呼吸に従えば良いタイミングが得られます。

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#285 フランク 前奏曲 (2)

音楽が盛り上がって来る2ページ目を見ていきます。 1ページ目は強弱の表現は少な目でスピリチュアルでした。 2ページ目はpの緊張感から少しづつ高まりに導きかれます。 教会の豊かな響きを意識し、fはきつい音に注意して脱力して。 野球やテニス球を打つ要領で打鍵は一瞬、腕はスイング。 1段目左バスは前回同様、オクターブ→1指超えて右と連携。 2小節目のナポリの6度は独特の香りを強調して。 テーマの終わりはテンポを緩やかにテヌートは大切に。 1つづつ重さを乗せてよく聴きながら音楽を進行させていきます。 脱力忘れずに。バスは時々オクターブに変えて更に厚みを加えて。 乗せて、聴いて、聴きたい音をイメージして準備して弾きます。 2段2小節目左手はシのオクターブ。右は届かなければ割って。 ハーモニーの部分は左右で分けても良いでしょう。 バスのシ音を残す為にハーフペダルや踏替え、音を足すなど工夫。 メロディのファレは左手で交差でも、右の移動でもOK。 左で取る内声ミレド♯レミは音を軽くする為全て1の指が最適です。 このページはバスのシの音、転調したらレを強調して弾きます。 技術的難しい部分です。強弱は波で感じると良いでしょう。 時には内声を聴いてバランスを調整します。 転調する前、フレーズの終わりはpに戻ると美しいです。 オルガンの響きを意識してペダルは少し混ざり気味で大丈夫です。 リズムは硬く感じないで自然な揺れをつかんでまかせましょう。

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#284 フランク 前奏曲 (1)

プレリュード、フーガと変奏曲Op.18プレリュードを学びます。 教会オルガニストだったフランクのオルガン曲のピアノ版です。 宗教的・祈りを意識して流れを大切に繊細な世界を作ります。 強弱で表現しすぎずに小さなタイミングやフレーズ感を大切に。 テンポは停滞せずにゆったりメトロノームは38のあたりで。 1フレーズペダルは3-4回踏み替えて音を混ぜて響きを作って。 教会で響くオルガンを意識し通常よりペダルを長めに使います。 バスや右手のフレーズから1音を選びテヌートで強調します。 アレンジ譜なのでオルガンの響きを出す為に音を足すのもOK。 小節初めの音を少し伸ばすイメージで絶妙なタイミングで。 3拍子が2拍子になるヘミオラでも同じように1拍目を長めに。 表示が無くても時々自由なタイミングで弾くのがコツです。 テンポをきっちり守ると硬く冷たい感じなので揺れを大切に。 手に重さを乗せ深く始まりシソミは腕で押し手を回しレガート。 2段目は左親指を残して真中の音をスムーズに取りましょう。

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#283 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (4)

最後のページをみて行きましょう。色々なタッチが現れます。 オクターブは鋭く短く、間の音は柔らかいレガートの組合せ。 ペダルを入れると綺麗な響きになります。 1段目を細かく見ると短い音は下から上、間は手を回して。 2段目終わりからの和音は重さをのせてタッチを意識。 強弱は1段目はpーp p、2段目和音で少しクレッシェンド。 間は硬くならないで風の様に柔らかくブレーキかけながら。 2段は自由なテンポに。その先で元の速さに戻るのを意識。 エンディングはゆっくりまた自由なテンポで。 盛上がる和音はラを押さえてド♯-ミ(ミ♯でなく)-ファ♯♯-ド♯。 減11と記した箇所は減7の和音に11度をつけた和音です。 一音下がり、3度下がり、半音下がるのを指でも覚えます。 アルペジオで弾くと技術も理解も楽になります。 この動きの終わる時に徐々にブレーキをかけていきます。 ゆっくり自由なテンポになっても必ず拍を感じながら。 4段目54321の2の指のみド-レ♭と変わる和音は指で覚えて。 49小節左は内声ラ♯レ♯→シレと変わるのを聴いて。 「遠くからホルンの響きが聴こえるように」4度の内声を強調。 最後はホルンを挟んで上下、3つの層をritしながら響きが空間に消えていくように弾いてみましょう。

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