#120 メンデルスゾーン「デュエット」③

今日は曲の最後の部分を見て行きます。 2人のデュエットは苦難を乗り越えて一緒に幸せに向かいます。 前回のテンションのあるフォルテとは対照的にリラックスした響きのフォルテで。 練習では伴奏は軽く、次の段階でペダルを入れて厚みを出します。 中間部のそれぞれの会話は同じフレーズのデュエット(ユニゾン)に変わります。 レガートでも力が入らないようにいつも脱力を意識します。 強弱は波を作って、全てフォルテならないように注意しましょう。 大切な音は聴く時間を取って、待ってから弾くとロマン派の味わいが増します。 コーダの右手山型の16部音符は山の頂点で時間を取りましょう。 左はゆったりと、ソプラノのコーラスは歌って。 右の最後のフレーズは指をスライドさせてレガートで段々ゆっくりと。

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#119 メンデルスゾーン「デュエット」②

幸せな2人のデュエットに少し不安の影が刺す場面から見てみましょう。 悲しみ(ソプラノ)や説得(テノール)など、前回レッスンした部分よりも フレーズが短く、2声の絡みが感情の起伏のある会話に聴こえます。 ルバートのあと必ずテンポに戻るのを繰り返して感情の波を表しましょう V →Iの和音で落ち着くべき所、VIで意外な解決へ導く偽終止は音色を変化させて。 レガートは手をスライドさせ強弱は鍵盤に載せる手の重さでコントロールします。 情熱や不安定な気分をテンポルバートで表してみましょう。 内声と和声の変化を良く聴いてクレッシェンドしながら始めのテーマに向かいます

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13 調性

調性って何ですか?調性の選び方・調性の違い・移調や転調・調号や臨時記号・五度圏・シャープやフラットの数や計算など

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#118 メンデルスゾーン「デュエット」①

3回に分けて曲を見て行きます。楽譜の書込みは参考程度に考えましょう。 (左)伴奏を軽いスタッカート/(右)メロディは強いレガートで左右差をつけて練習。 次のステップでは強弱とタイミングを考えます。メロディーは指でレガート。 ペダルは耳でチェックしながらこまめに踏み替えます。 ゆっくりになったテンポもすぐ元にもどれるよう、上手く伸び縮みさせて。 sf(スフォルツァンド)は音を大切に弾きます。 mfの深い響きは腕を使った重いタッチで、ソプラノの軽やかな音色と対照的に。 ソプラノとアルトのデュエット以外の声部も時には拾って強調してみましょう。

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