全9曲から成る森の情景から、最後の曲です。第一曲目「森の入口」から森に入って行き花や鳥など自然の情景が描写されますが神秘的な味わいを纏っています。 最後の「別れ」は悲しいだけの別れではなく、帰途に着く安心感が聞こえます。 この曲も少し不思議なイントロから始まり、悲喜混ざった感情が展開します。 イントロのフレーズをレガートに弾く為に指使いを工夫して。右手は上手く歌う為にメロディー以外の伴奏の音をスタッカートで練習します。フレーズ終りをritで。 連打は「森の入口」同様馬車の足音を表します。旋律と独立させ和音は控え目に。 バス音も分離させて長く残し、和音・旋律との良いバランスを作りましょう。 メロディーは連打音、特に2つ目を大切にし滑らかさを意識して歌います。 鍵盤を捏ねる、揉むタッチで。メロディーは重さを載せて伴奏は軽く柔らかく。 伴奏のリズムは123456と唱えながら重くなる所、進む所、自然な動きを確認して。 1段目と2段目では和音が変化するのを良く聴いて音色やタイミングで雰囲気違いを区別します。8-9小節は左右の2:3のリズムが流れて崩れてしまわないよう、かつ詰まらないように柔らかく自然なルバートで弾きましょう。
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