日曜日, 2024/05/19 12:33

#131 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

連続して4曲の「サラバンド」を見て行きます。 ヘンデル作曲のサラバンド二回目はペダルや装飾音、または音を足したりと即興的な要素を学びます。 ペダルは効果的に使って。離すタイミングがヒントです。 装飾音はまずはゆったりした曲想に合わせて少な目の音で品良く入れます。 繰り返す時はチェンバロのように和音・アルペジオ・ターンなどを用いて豊かな表現にするのも良いでしょう。旋律にアルトを沿わせると豪華な響きです。奏者が自由に独自のセンスで装飾を加え「楽しみながら弾く」バロック音楽の魅力を味わってみましょう。

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#130 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

4曲の「サラバンド」を学ぶ第一回。1曲目はヘンデルの作曲によるものです。 サラバンドは組曲の中のゆったりと優雅な美しい踊りです。 いくつか異文化が混ざったスタイルの踊りで17世紀にヨーロッパで流行しました。 2拍目が強拍の3拍子であること、アルペジオや装飾音、付点のリズムが特徴です。 2小節をワンフレーズで=6拍子を感じ、2拍目程ではありませんが4拍目も少し アクセントを感じられると良いでしょう。 身体も音楽の流れに乗れば、自然な強弱や表現を得ることができます。 ドラマチックな5度音程もこの要領で自然な身体の動きで弾きます。 拍を表現のベースと感じて弾きましょう。

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#129 ショパン 前奏曲 op.28-7

24の前奏曲の中でも第7番はよく知られた短い美しい曲です。 鍵盤を手前側に引っ張るイメージで、優しく撫でるように弾きます。 この奏法で得られる音色は柔らかく、やさしいトーンです。 3回の連打音は毎回デクレッシェンドしますが 最後のアルペジオだけは上向きに。 2小節の短いフレーズ×2つで1つの長いフレーズ(グループ)と考えます。 前半のフレーズを「質問」、後のフレーズを「答」と捉えても良いでしょう。 アルペジオは広げて弾くイメージでゆっくり。最後のc♯は長くおさえて。 最後はアルトの旋律をつなげて、終わりに向けて段々テンポと音量を落とします。

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#128 ドビュッシー「夢」③

3回目は4ページ目から最後までのレッスンです。 右手はオクターブの反復ともう一声を弾き、同時に左手がメロディーと内声の 二声を受け持つ箇所は技術的に難しいですが明るい響きで。 旋律が右に移ったら伴奏は大きく出過ぎないようpやppでコントロール。 テーマが戻る部分は左右で半分づつ受け持つのを片手で弾いているように うまく音量を調整しながら滑らかにつなぎましょう。 ミbによって和声が変わる所でそれまでのクレッシェンドをpで音色も変化させて。 和音の部分は重さを載せて「祈り」の響き(讃美歌)を意識。 高音部は引っ張って弾く奏法で歌って、最後は弾むタッチで消えて行くように。

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