レッスンビデオ

#308 メラルティン「舟歌」 (1)

今月はフィンランドの作曲家の作品を学びます。 他の作曲家同様、大自然を表す素敵な作品です。 左の波から始まり→右に移行→左へ…と動きます。 独特の香りです。波の動きはcrescとdimで表現。 左伴奏からシドを強調して右手に引き渡すように。 フラットにならないようタイミングを考えましょう。 遅→速→遅と繰り返し、穏やかな波を作ります。 旋律は左右で分けて弾く為 伴奏時と強弱差をつけて。 練習はペダルなしで伴奏はスタッカートで軽く。 旋律はレガートで歌って左右の接続部分を滑らかに。 旋律はある楽器、伴奏も別の楽器で奏でている様に。 後半の高音部の伴奏は音量upで波の激しさを表して。 出だしの旋律はレガート、途中で2声になります。 静かな波、激しい波は強弱とタイミングで表せます。 自分のイメージに合わせて波を作ってみましょう。 練習はペダルなしでタッチと音を意識します。 同じ箇所を何度も繰り返すループ練習も効果的です。 その際には様々なイメージを探して試してみます。 この様に音楽を良くして行く過程が大切です。 ペダルは1、3、4拍目で踏み替えて濁らないように。 和声が同じ箇所は踏んだまま長いラインを作って。 自然が描写されたフィンランド作品を味わいましょう。

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#307 シュット「カヴァティーナ」 (4)

ロシアの作曲家シュットの作品を学ぶ最終回です。 中間部の後、テーマが戻ってくる所から見てみます。 1回目に「一見簡単で実は難しい」と説明しました。 今回テーマは更に音が多くなり難易度が上がります。 ソプラノ上の高音部に音が増えるので少し待って。 技術的ですが音楽的に感じるのを忘れずに。 鍵盤を見ないで和音など掴めるように練習します。 確実な場所を足場に、そこから音程を取るように。 楽譜と手を見る瞬間をそれぞれ覚えておきましょう。 タッチや感覚、指で場所が分かるのが理想的です。 ソプラノや内声、それぞれの声部はよく歌って。 強調する声部、音を意識します。 B部分のモチーフが転調して出てくるのを聴いて。 コーダの前は左のバスを大切に。dolce +ritで。 遅くなるだけではなく優しいタッチで雰囲気作って。 印象派のように音を混ぜてぼんやりと浮遊させて。 これの前の表現の強い部分とコントラストを描いて。 コーダはテーマが長調で内声に戻って来ます。 左手はアルペジオの伴奏部と旋律部を弾き分けて。 低音部で展開するのでペダルは踏み換えを意識して。 バスに指を残せば和音が消えずに響きます。 又はハーフペダルで踏み替えても良いでしょう。 最後の2段は変化が多く起こる場所です。 和音によって音色を変えたり、雰囲気変化させて。 最後はペダルをゆっくり離して終わります。 最後の音まで緊張感をキープして夢から覚める様に。

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#306 シュット「カヴァティーナ」 (3)

スケルツォのような雰囲気に変わる中間部を見てみます。 面白く可愛らしいスタッカートなど表現が出てきます。 自由なテンポ感やアクセントでスケルツァンドを表して。 リズムも意外性を狙って止まったり裏拍を強く感じて。 スタッカートは第3関節から引っ張ってはじくように。 アクセントは重さを乗せて対照的な組み合わせで表現。 慣れたらペダル入れて段々良いトーンを探しましょう。 前半の長いフレーズとのコントラストも意識して。 新しい部分は裏拍にアクセント感じましょう。 ペダルは短-短-長、よく聴きながら細かく踏み換えます。 タッチ、ペダル、タイミングなど表現が難しい所です。 スタッカートでも2段目は雰囲気と動きが変わります。 アクセント→スタッカート→クレッシェンドを意識。 慣れたらテンポを上げてペダルを入れて。 3段目は譜読みが複雑なので1小節目を覚えましょう。 1小節目cresc、2小節目はそのまま、3小節はロシア風。 1小節目の指は343→5に変えて内声は123または121。 この手の動きや指を覚えて2小節目は平行移動するだけ。 この部分はゆっくりでもスケルツァンドの雰囲気が大切。 アルペジオの後の部分はほぼ同じ繰り返しです。 強弱やペダルなどで表現を変えても良いでしょう。 中間終わり指使いは121-343の繰り返しを1と3…と記憶。 裏拍で入る左も旋律的に。テーマに戻る前はritでゆっくり。

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#305 シュット「カヴァティーナ」 (2)

今回は1ページの後半〜中間部の入口を見ていきます。 3段目、前回同様1と2と3と…で拍の強弱を感じながら。 まず「と」の所は弱拍になるのを確認しながら弾きます。 次は3拍子を意識して、1を強拍、2、3を弱拍で。 1拍目を深く、2、3拍目を軽く、スタッカートも可。 どんなリズムも自分の身体の中で感じることが大切です。 曲の心臓、脈である拍は音楽の重要な要素です。 6拍子でフレーズを長く→最終的に1と3の所=2拍で。 上手く乗れるスイングを探し、2拍ずつを今度は4拍で。 長いフレーズを感じると自然にテンポに流れが出ます。 逆に1拍ずつの状態では重たくなりテンポアップが困難。 右指は3を5に変え、スライドなど工夫して旋律的に。 521-521-552134-5212…テヌートのトーンで。 表現の前にまず4拍子の拍の強弱を大小中小で取ります。 この後でcresc、dec、rit、espressなど表現を考えます。 左右、テヌートの表現を良いバランスで作りましょう。 4段目3小節目が頂点になる構成を考えながら。 ファ♯のオクターブをテヌート→音を残して中間部へ。 ペダルは1拍目で踏み替え1小節ワンペダルでバス残して。 しっとりした1-2段目に比べて3-4段目は動きがあります。 スケルツァンドはペダルを1拍目で踏み3拍目で離します。 右スタッカートはなるべく短く切りましょう。

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#304 シュット「カヴァティーナ」 (1)

ロシア作曲家シュッテの「カヴァティーナ」を学びます。 簡単に聴こえて難しい箇所もある旋律的な小品です。 まずは構成を捉えて行きましょう。 それぞれ2、4、6、8小節の途中までが1フレーズ。 テーマはこの4つのフレーズでできています。 各フレーズを質問と答えのペアで考えると捉え易いです。 フレーズの間は少し待って脱力して余裕を感じながら。 次の部分も同様に考えて。慣れたら待つ時間減らして。 リズムは始めは3拍子で、拍を大小小と意識します。 次は1小節を1拍として2拍子で弾きます。 最後は4拍子で取れば長いフレーズ感が得られます。 拍の強弱を大-小-中-小と感じると音楽が流れ出します。 練習の仕方はまず短い拍から段々伸ばして行きましょう。 1と2と3と…で強拍(数)と弱拍(と)の関係を確認して。 次は1拍目を強く→次は2小節を1グループで(6拍も可)。 →自然に2拍になるので→次は4拍の大小中小のリズム。 長い拍を感じると音楽を旋律的に捉え易くなります。 指使いは右で左のファ♯音をサポートします。 間違ったアクセントがつかないように気をつけて。 左も1→1のジャンプ、5321の和音など弾きにくい箇所も。 右のラレドシを2545で取るなら最後の5までレガート。 2で取って2542ならアクセントがつかず安全です。 カンタービレで、自然な強弱やテヌート、ritを入れて。 時々内声を強調するとロシアらしさが表現できます。 内声の存在によって音楽が立体的に感じられます。

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#303 ショパン「夜想曲」第14番 (4)

14番ノクターン最後のページを見て行きます。 左の大きな音程の伴奏は上の音を右手で取るのも可。 右で弾けば音のコントロールが容易で美しく弾けます。 左は脱力して真ん中の音を中心に回しバランスよく。 指は始めは5312、大きな跳躍は5512でゆっくり。 あくまで右手にリードさせてよく左右バランス聴いて。 左がどんどん広がって音量がはみ出さないよう注意。 強弱はクレッシェンドに感じますが表示通りdimで。 クライマックス前で強弱を抑えると繊細に聴こえます。 左伴奏は1音だけ変わる微妙な響きの違いに気づいて。 トリルの次の音は軽く跳ねるように引っ張って上品に。 長いトリル後の音階はファ♯を左のド♯に合わせ柔軟に。 smorz.の表示の通りに重さを入れずに軽いタッチで。 トリルは力が入らないように5指は黒鍵上で休ませて。 ドラマティックな曲調が長調に変わり品よく終わります。

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#302 ショパン「夜想曲」第14番 (3)

後半からのレッスンです。 2段目から段々音楽が盛上がり難易度を増して行きます。 1段目アルペジオで音が増えていますが気にせず自由に。 2段目から重いテヌートは音を離してdownのタッチで。 4段目の右手のソロは引っ張るタッチに変わります。 引っ張るタッチは腕から又は第三関節からのどちらから。 この時身体は後ろへ引いて腕にかかる重さを軽くします。 逆に重さを増やす時は鍵盤にぶら下がる様に身体を重く。 リズムは左右が2:3、6:5などゆるい感じで合わせます。 2段目2小節からは片手ずつ。左は回し和声を聴きます。 4つの音から成る伴奏モチーフは最後の2つの音を強調。 右手はテヌートをキープして。重さが必要な音は1指で。 トリルは1-3指。中音域は左右がかち合わないよう工夫。 トリル入口の3音と出口はゆっくり、中は速くcrescで。 テンポをコントロールできると弾き易くなります。 音のバランスは左手を抑えめに、右手はfをキープ。 ミ♯のトリルは13で、左手ソと右トリルの頭を合わせて。 左バスのラと右ソもしっかり合わせ良いタイミングで。 高音のファは響かせ、下がって来る音は涙の様に優しく。 ソのトリルは伴奏が濁らないようペダル踏み替えます。

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#301 ショパン「夜想曲」第14番 (2)

今回は4拍子から3拍子に変わる中間部を見て行きます。 Piu lento とテンポもゆっくりになります。 ショパンの弟子によるレッスンの描写が残っています。 最初2音の厳しい命令に対し慈悲を乞うようなフレーズ。 厳しさ対優しさ、又は光対影のようなコントラストで。 これがショパン先生の求めたこの部分のイメージです。 ペダルを踏まずに3拍子のリズムを確かめて。 バス音を少し残し和音の響きも聴きながら。 流れのある4拍子に対して3拍子は少し重めにdown。 音の裏にある雰囲気やイメージを大切にしましょう。 左手のフレーズも右手でサポートすると簡単です。 5つの音、12345に言葉をつけて1つ目を長めに。 身体でリズミカルに感じることが大切です。 少しバスが残るようにペダル踏み替えと指を残して。 テンポが遅くなり重過ぎないよう流れも意識して。 練習ではペダルを踏まずに下から上のタッチで勢いよく。 ドソドからレミに移動する箇所はよく片手で練習して。 符点はポロネーズやマズルカ=ショパンのリズムを意識。 アルペジオはバスから、ソプラノのシラ、ラソを出して。 6連符は1音目を左で、5音を右で取ると弾き易いです。 この様に中音部は左右を柔軟に考えましょう。 3拍子が2拍子に変わるヘミオラを理解してアクセント。 ポーランド民謡のリズムをstrettoで加速してritします。 複雑ですがこのパターンがショパンらしさを表します。 弾む様な2拍子は身体でつかんで3拍子で落ち着きます。

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#300 ショパン「夜想曲」第14番 (1)

この曲は2小節のイントロから始まります。 テンポを自由に前奏らしい強い表現で印象づけましょう。 縦を意識して4拍子で重さを乗せて。 その後のテーマは対照的に流れを意識して優しくp-pp。 1小節を2拍子で取ると自然で流れが良くなります。 更に4拍の強弱を大-小-中-小と感じましょう。 7小節からの2小節はこの4拍をcrescで表します。 これが繰り返され音楽が静と動の組合せで進みます。 左右のバランスは左は小さく手首を軽く回し脱力して。 左は動きがあるので軽く、出しすぎに注意します。 バスは長めに押さえ次の3つの音を無駄のない回転で。 右は少し強めのレガートで強弱よりバランスを意識。 左はスタッカートのように軽いタッチを練習して。 動の部分の7小節からは左が盛り上がって行きます。 特に4音の最後の2音を強調しましょう。 3小節目に戻って1拍目はルバートで大切に弾きます。 右手は旋律を自由によく歌って半音を聞かせて 15小節〜の左手は広いので回してcrescして行きます。 美しい和声を愉しむのを忘れずに。 16小節目は4拍目に当たるd♯に向かってcresc. 次もf♯に向かって同じように→fで続行します。 2pの1段目は前のクライマックスからfをキープして。 次フレーズはpで対照的に弾く別解釈もあります。 最後の左手は右でサポートすると容易にfが保てます。 纏めると、イントロは自由で和音大切にゆっくり。 本編は流れを大切に左の和声聴きながら旋律を歌って。 左は一音だけ変わる事で齎される微妙な変化に気づきましょう。

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#299 ハチャトゥリアン「小さな歌」

シンプルでも歌い方やリズム等多くを学べる曲です。 左伴奏は重さを乗せて音をしっかり出し、右も同様に。 4拍をノンレガートで感じてリズミカルに弾きます。 右は不安定にならずに同じ重さを乗せてシンプルに弾いて。 重さをコントロールしてpやクレッシェンドを表します。 左右の手が重なる所は左手のポジション高く調整します。 付点のリズムは乗って右手の装飾音1つ目の音を拍に合わせて。 最後の段の旋律はfで太く歌って、終わりはpです。 最初イントロを何度も繰り返してリズムを掴みましょう。 タッチやレガートを意識して練習します。 レガートはdownで音を残しながら弾きましょう。 ノンレガートとの奏法の違いを感じて。 左はしっかり弾きながら左右のバランスをよく聴いて。 ホールでの残響を考えて小さい子はペダルなしでOKです。 フレーズを感じれば自然に緩急のタイミングが判ります。 慣れたら少しペダルを入れて響きを作りながら弾いてみましょう。

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