最後のページをみて行きましょう。色々なタッチが現れます。 オクターブは鋭く短く、間の音は柔らかいレガートの組合せ。 ペダルを入れると綺麗な響きになります。 1段目を細かく見ると短い音は下から上、間は手を回して。 2段目終わりからの和音は重さをのせてタッチを意識。 強弱は1段目はpーp p、2段目和音で少しクレッシェンド。 間は硬くならないで風の様に柔らかくブレーキかけながら。 2段は自由なテンポに。その先で元の速さに戻るのを意識。 エンディングはゆっくりまた自由なテンポで。 盛上がる和音はラを押さえてド♯-ミ(ミ♯でなく)-ファ♯♯-ド♯。 減11と記した箇所は減7の和音に11度をつけた和音です。 一音下がり、3度下がり、半音下がるのを指でも覚えます。 アルペジオで弾くと技術も理解も楽になります。 この動きの終わる時に徐々にブレーキをかけていきます。 ゆっくり自由なテンポになっても必ず拍を感じながら。 4段目54321の2の指のみド-レ♭と変わる和音は指で覚えて。 49小節左は内声ラ♯レ♯→シレと変わるのを聴いて。 「遠くからホルンの響きが聴こえるように」4度の内声を強調。 最後はホルンを挟んで上下、3つの層をritしながら響きが空間に消えていくように弾いてみましょう。
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#282 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (3)
今回は技術も表現も複雑で難易度の高い2p目を学びます。 理解しながら少しづつアプローチして行きましょう。 1段目のファ-ドの4度1p目に同じですが和音が変わります。 同じ4度がファ♯-ド♯やソ♯-レ♯形を少し変えて登場します。 音量はpでも強調して。よく音を聴くことが大切です。 左の半音階の和音は自然に掴めるように指で場所を記憶します。 右は左に合わせまずソプラノ→オクターブ→アルペジオで。 グループでソレ、ファド、ミシと2つずつ弾きレガートで繋ぐ。 連打で弾いたり様々な方向から全和音を耳、手、目でも覚えて。 次の段階では強弱やアーティキュレーションもつけて行きます。 短いタッチは難しい技術なのでしっかり掴む事ができてから。 3段目は少し雰囲気が変わります。内声の動きを意識して。 ラ-レ→シ♭-レ♭への変化を聴き、指の動きでも記憶します。 次の小節は3拍子より4拍子で捉える方が正しいでしょう。 アルペジオは2拍目の中に入れて弾きます。 リズムに集中して練習するにはまずペダルを使わずに。 ルバートの後、狭い、きついという意味のserreは速く弾いて。 4段目、宇宙の様な和音は軽いタッチを各々ペダルで繋げて。 同じ場所、左手は少し押さえるようなレガートで強調して。 5段目の最後の和音は指先はじいて短く弾いて場所を覚えて。 ♭や♯の多い場所→白鍵だけの和音の移行は腕の動きも意識します。
続きを見る »#281 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (2)
#280 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (1)
響きを使って絵描き、雰囲気を作る事を学びます。 ゆっくり丁寧に「集中して」練習する事が大切です。 1-2小節、28小節、45小節に注目して学んでいきましょう。 まず1-2小節は5拍、3小節から3拍子で書かれています。 まず和音に手を置いて鍵盤の場所を手で確認し覚えます。 弾く前にこれから出す響きを鮮明にイメージして見ます。 音のバランス、強弱、音質、音色に合わせたタッチを考えます。 準備できたら実際に音を出して響きを良く聴いて脱力します。 次の音に行く時は前の響きを聴きながら繋げる意識で同様に。 レガートで動いて準備してから弾くのがコツです。 次に行かず、同じ和音に戻る時も同じように。 響きに満足しなければバランスを変えてイメージに近づけて。 響きを聴くためには脱力が必須です。 手置いて→考えて→準備してから→弾く→よく聴く、の順で。 和音の間の動きを全てレガートで繋げる事が大切です。 慣れたら一瞬でイメージした音を身体に伝えてタッチを決めて。 いきなり和音を弾かずにまず準備(イメージ)するのがポイント。 28-29小節は難しい場所なので初めに取り出して練習します。 左手をまず鍵盤に置いて、イメージして…と、右手も同様に。 慣れたら両手。自分の理想の音を作れる事を確認します。 曲中で難易度が変わります。難所を初めに練習しましょう。 例えば45小節。指を置いて準備し動きを決めて行きます。 頭で準備を意識するより時間をかけて弾きたい音を探しましょう。
続きを見る »#279 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (4)
この曲の最終回は最後のページ2段目から見て行きます。 入口はリズム的にも難しいフレーズです。 右はチョーフチョーフからミタカ、左はずっとミタカです。 左手の指遣いは514212など考えることが大切です。 指使いとリズムが安定したら強弱を加えて行きます。 右もまずペダルなしでリズム確認→指使いを考えます。 レガート、ノンレガート等フレーズを確認し強弱つけて。 1段目は引っ張る軽いトーン→重さ乗せる深い和音でした。 2段目のフレーズは引っ張りながら段々重いトーンへ変化。 まずはペダルと強弱なしでこの奏法で難しい箇所を探して。 左は安定した手でレガートできる指遣いを探して練習。 次は強弱→ペダルと足して行きましょう。 左5指バスへの大きなジャンプは親指を目視で場所を確認。 次はテンポを遅く→速くと自由に、又たっぷり待ちます。 高音部右手の和音はソプラノを意識しつつ内声も聞いて。 左伴奏は上の音は右手が重なる部分は右手で。 強弱を考えてからペダルを入れます。 三連符からの4拍への変化はよく違いを味わいましょう。 3と4の間で少し待って、ペダルを踏み替えてから先へ。 右:左の2:3の部分も意識しましょう。 最後は右のアルト下降を強調し滑らかなフレーズを描いて。 少し戻り3段目3小節目の後は待って4小節目accl気味に。 最後の音はゆっくり美しいアルペジオで。 シンプルに見えて特にリズム的な難しさもある曲です。 ドビュッシーにも通じる幻想的な世界を弾きましょう。
続きを見る »#278 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (3)
#277 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (2)
1pの後半から2pのクライマックスを見て行きます。 まず2p目から、左はミタカ-ミタカ-チョーフのリズム。 f~p~cresc.など強弱も合わせて片手で練習します。 右手は2拍をノンレガートで旋律を拍に合わせて。 アルペジオは急がずに下の音をすぐに弾きすぐ離すと良いです。 慣れたらペダルと強弱を入れましょう。 次は両手で、また最初に戻りペダルを外して重さを乗せて。 左右のバランスを考えて左と右のアルトを減らして旋律に集中。 左右の手が近づく時は引き易く上下のポジションを考えます。 次は強弱を出して同じテンポでペダルを入れて。 ミスしやすい所は早目に対処する事が大切です。 最後に音色のバランスやタイミングを調整しましょう。 全体に重さを乗せて弾きます。次は前の部分から繋げます。 1p下の2段は引っ張る奏法でここはノンレガートで。 レガートの多い中で時々現れるノンレガートが素敵です。 リズム、拍を指でも感じながらノンレガートを強調します。 フレーズの終わりまで少し濁ってもペダルを踏み続けて。 ソシだけ残しペダルをup。響きの変わる瞬間を聴きましょう。 ブラームスのespressivoは少し時間を掛けて弾くとよいです。 左右ともよく歌って勇気を持ってテンポを柔軟にコントロールします。
続きを見る »#276 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (1)
美しい小品の歌い方、タッチ、強弱、音色、リズム等を学びます。 4回に分けて、今回は1ページ目、前半の3段を見てみましょう。 アダージョの少し不気味なテーマの後に優しく幻想的なモチーフ。 深くダークな響きから優しく明るい音楽に変化します。 盛り上がりの前のテンションを感じられる部分です。 左はアウフタクトからpでも重さを乗せてしっかり腕から押して。 対照的に右dolceは優しく鍵盤を撫でて弾きましょう。 2段目右手ドレミファはペダルを踏んだまま一つづつノンレガート。 ソミドラはレガートです。その後の左も同じノンレガートのタッチ。 深い音は前屈、軽い音は身体を後へ引き腕にかかる重みを制限して。 音楽を身体の動きで覚えられると良いでしょう。 遅いテンポでリズミカルにキープするために左右の3:2を明解に。 2つ=チョーフ、3つ=ミタカとリズムを取ると簡単で正確です。 ペダル無しのドライな状態で自分の拍で練習し自然な拍感を得て。 ペダルは踏み替えのタイミングをよく聞いて時には音を混ぜて。 ダーク→優しく→明るく→幻想的など雰囲気の変化を味わいながら弾きましょう。
続きを見る »#275 バッハ シンフォニア No.5&7 (4)
前回は用語、分析や曲の構成を学びました。今回は弾き方を見ます。 音色や表現など、音楽的な部分に集中していきます。 左手のバスは旋律的に歌いながら。右アルトが入る瞬間を聞いて。 codetta、間奏、結句、テーマ、対旋律も耳で確認しながら進みます。 不協和の7度の他、5度、4度など音程も和声もよく聞きながら。 短3度が重なってできている減7の和音の緊張感もアルペジオで確認。 曲はe-mollから始まって→h-mollに着きました。間奏の転調は劇的。 旋律的に弾くことが大切ですが段々縦にも和声を聞いていきましょう。 提示部や間奏の和声と旋律をよく聞いて片手ずつ練習しましょう。 3つ目の柱=リズムも重要です。メトロノームでなく自然なリズム感。 音楽をリズミカルに感じて。リズムの強弱と流れ、タイミングが大切。 123456とカウントしながら自然な流れとタイミングを掴んで。 第2提示部の始まりで硬くならないように。ペダルは外します。 弾きながらメロディー・和声・リズムの3つに集中しましょう。 特に間奏は美しい和声を耳で追って。 ソプラノの16分音符をアルトが引き継ぐ(答唱の)タイミング注意。 左を伴奏と考えて小さく、右のテーマは美しく歌いましょう。 ソプラノとアルト2声の音程を和音のように捉えます。 左手も同様にバランスをよく下のバスを強調するなどよく聴いて。 右手だけに集中せず4音の短いバスのフレーズもメロディックに。 旋律的に、和声を聴いて、特にタイミングも重要ポイントです。 長い音を伸びているように膨らみを感じることも大切。 提示部はしっかりした形を意識し、一方間奏は即興の要素を感じて。 間奏は少しテンポを緩めに自由に感じても良いでしょう。 それぞれの声部や分析した内容を意識しながら弾きます。 構成を理解すると譜読みし易くなりますが分析だけに捉われずに。 リズムや音も自由にバッハ作品を表現しましょう。
続きを見る »#274 バッハ シンフォニア No.5&7 (3)
シンフォニアをフーガの簡単版と捉えて分析してみます。 今回は用語、分析の仕方や曲の構成などを説明していきます。 ソナタ形式(提示,展開,再現部)と異なり幾つかの提示部で構成されます。 提示部と提示部の間に間奏が挟まっているのが特徴です。 1〜8小節が第1提示部、9〜13間奏、14〜20が第2提示部と続きます。 提示部と間奏の組み合わせを一つの大きなフレーズと考えられます。 提示部は英語でexposition、間奏はepisodeや移行部とも呼ばれます。 提示部のテーマは「主題(主唱、subjectなど)」と呼ばれsopに登場。 3声のフーガは通常Sop/Alt/Basそれぞれ主題の後→間奏となります。 Sop主題の後Altの主題「答唱(answer)」は通常5度上(4度下)で始まり、 BasはSopと同じ音の主題。これが第一提示部で次に間奏に入ります。 主題の下、別の声部の旋律「対位旋律(対唱)」は曲中に繰り返されます。 テーマとテーマの間の小さな間奏は「結句(codetta)」と呼ばれます。 右手の下にすぐ対位旋律、altの主題の時にsopは伴奏、そのあとが結句。 Basのテーマの上Altで対位旋律。このように何度も出てきます。 第一提示部のあとは→間奏エピソードが始まります。 この曲の第二提示部はAltの主題で始まり→Sopが答唱→Bas主題。 20小節から間奏→終止、とここまでが前半の構成の分析です。 主題と答唱を強調して弾くことも可能ですがバランスをよく考えながら。 主題より対位旋律を出して弾く方がきれいな場合も多くあります。 分析は曲の理解に繋がります。和声進行など曲のパターンを判れば新しい曲の譜読みも容易になります。
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