レッスンビデオ

#132 バッハ パルティータ第1番「サラバンド」

連続して4曲の「サラバンド」を学びます。2曲目はバッハ作品です。 テンポやタイミングを用いることをアゴーギグ(=速度の変化)といいます。 ルバートはかなり自由ですがアゴーギグはもう少し細かい部分のタイミングを 変えることを意味し、これによりリズムに変化が出て音楽が豊かになります。 バロックらしい上品なイメージを保ちながら「やり過ぎ」にならないよう バランスを考えて。練習は連打で考えてタイミングを取ってみます。 音の上がり(速く)下がり(遅く)も微妙な変化を感じとって。 リズムを遅く取ったら次は速くしてテンポをキープできると良いでしょう。

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#131 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

連続して4曲の「サラバンド」を見て行きます。 ヘンデル作曲のサラバンド二回目はペダルや装飾音、または音を足したりと即興的な要素を学びます。 ペダルは効果的に使って。離すタイミングがヒントです。 装飾音はまずはゆったりした曲想に合わせて少な目の音で品良く入れます。 繰り返す時はチェンバロのように和音・アルペジオ・ターンなどを用いて豊かな表現にするのも良いでしょう。旋律にアルトを沿わせると豪華な響きです。奏者が自由に独自のセンスで装飾を加え「楽しみながら弾く」バロック音楽の魅力を味わってみましょう。

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#130 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

4曲の「サラバンド」を学ぶ第一回。1曲目はヘンデルの作曲によるものです。 サラバンドは組曲の中のゆったりと優雅な美しい踊りです。 いくつか異文化が混ざったスタイルの踊りで17世紀にヨーロッパで流行しました。 2拍目が強拍の3拍子であること、アルペジオや装飾音、付点のリズムが特徴です。 2小節をワンフレーズで=6拍子を感じ、2拍目程ではありませんが4拍目も少し アクセントを感じられると良いでしょう。 身体も音楽の流れに乗れば、自然な強弱や表現を得ることができます。 ドラマチックな5度音程もこの要領で自然な身体の動きで弾きます。 拍を表現のベースと感じて弾きましょう。

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#129 ショパン 前奏曲 op.28-7

24の前奏曲の中でも第7番はよく知られた短い美しい曲です。 鍵盤を手前側に引っ張るイメージで、優しく撫でるように弾きます。 この奏法で得られる音色は柔らかく、やさしいトーンです。 3回の連打音は毎回デクレッシェンドしますが 最後のアルペジオだけは上向きに。 2小節の短いフレーズ×2つで1つの長いフレーズ(グループ)と考えます。 前半のフレーズを「質問」、後のフレーズを「答」と捉えても良いでしょう。 アルペジオは広げて弾くイメージでゆっくり。最後のc♯は長くおさえて。 最後はアルトの旋律をつなげて、終わりに向けて段々テンポと音量を落とします。

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#128 ドビュッシー「夢」③

3回目は4ページ目から最後までのレッスンです。 右手はオクターブの反復ともう一声を弾き、同時に左手がメロディーと内声の 二声を受け持つ箇所は技術的に難しいですが明るい響きで。 旋律が右に移ったら伴奏は大きく出過ぎないようpやppでコントロール。 テーマが戻る部分は左右で半分づつ受け持つのを片手で弾いているように うまく音量を調整しながら滑らかにつなぎましょう。 ミbによって和声が変わる所でそれまでのクレッシェンドをpで音色も変化させて。 和音の部分は重さを載せて「祈り」の響き(讃美歌)を意識。 高音部は引っ張って弾く奏法で歌って、最後は弾むタッチで消えて行くように。

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#127 ドビュッシー「夢」②

2回目は3ページ目を中心に見て行きます。 前回の最後の部分の美しい和声進行=ハ長調からハ短調への変化は 実際の色で考えてみましょう。左手はpで歌うので右とのバランスを考えて。 スラー付きスタッカートは鐘を鳴らすように光る音のイメージです。 長いフレーズを感じるためには音階になっているソプラノをよく聞きます。 左手のメロディーに対し右手の伴奏はとても小さくバランスを取って。 左手はメロディーと同時に伴奏部も弾くのでこのバランスも大切に。 均整の良さは演奏の質につながります。歌いやすい指使いも大事です。 和音はアルペジオで弾くとぶつからずに優しく聞こえます。 幻想的なコラール風のモチーフは4つの方向を意識したタッチを使って 下から上にはじいて出す星の光るような響き、上から下に重さを乗せて 深い音、また手前に引っ張って柔らかい音色など、変化を持たせましょう。

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#126 ドビュッシー「夢」①

幻想的なイメージの曲です。空や宇宙、無重力の世界を想像して 幻想的な世界を作るため、強拍にアクセントがつかないように意識して リズムが浮かんでいるようにを感じましょう。 テンポはゆっくりでも停滞しないよう、動きを持って流れるように。 ペダルは1つのペダルを長く使って、でも踏み替えはきちんと。 右手の入口の部分はタイミングに拘って遠くから来るように 現実的なトーンにならないで。 音色を変化させるためには実際のタッチや身体の動きを変えましょう。 夢心地のppはフランス音楽らしいエスプリが感じられます。 印象派の美しい世界を味わいながら弾きましょう

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#125 シューベルト「ハンガリー風のメロディ」②

民族音楽の香りを持つ作品。今回は1ページ目終わりから見てみます。 右手の重音は柔軟な手首の勢いで上下させて軽やかに。 フレーズはクレッシェンドして音が抜けないように。 ジャンプは距離や場所を手の動きで覚えてしまうと便利です。 腕や肘の位置に注意しましょう。装飾音は指をアクティブに動かします。 ペダルは濁らないように、すぐに足が離せるように浅く踏みます。 時にはppを作るためにソフトペダルでウナコルダにしてもよいでしょう。 最後はテンポを下げても軽快な舞曲の味をキープするために 離鍵を意識しましょう。

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#124 シューベルト「ハンガリー風のメロディ」①

オーストリア人のシューベルトがハンガリー民族楽器の「ツィター」を イメージして書いたと思われる素敵な作品。今回はまず1ページ目をみます。 左手のジャンプは飛び込まず準備して。 まずはペダル無しで強弱をコントロールしましょう。 重音のレガートは指使いを工夫して、手首に力が入らないよう柔軟に保ちます。 時々テンポを自由に感じ、指先のアーティキュレーションでシューベルトらしく。 ツィターのイメージを忘れずに左手の和音をアルペジオ風に弾いてもOKです。 ペダルは自分の好みの長さで入れながら民族調な香りを楽しみながら弾きましょう

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#123 ベートヴェン「エリーゼのために」②

今日はBCの部分を見てみます。三つの和音は少しブレーキかけますが、その後は前のテンポに戻って急に重たくならないように注意 しましょう。16分音符のメロディーはリズミカルに。一拍目を大事に感じますが強いアクセントにはならないように。A部分のレガートと対照的にノンレガート気味で 明るいベートーヴェンの気持ちを表します。Cは暗く神秘的な気分です。左の連打は均一にならず、波を感じて。最後の悲しみを訴える激しい場面は、ペダル踏みっぱなし=響きすぎに注意。ストーリー展開を考えながら、素敵な演奏を目指しましょう。

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