月曜日, 2024/04/29 2:11

Louis

#167 チャイコフスキー ノクターン (3)

3ページ目は技術的に難しくなります。 左手は歌う様にテーマを奏で、その上で右手の16部音符が美しく自由に動きます。 練習は右の3連符のリズムを感じながら左だけ弾いて同時にペダルを考えてみます。 右手は押しながら手首を柔軟にどこで回転すれば自然に流れるか確認しましょう。 技術的な箇所ほど長めに弾く音などリズム、タイミングや強弱を意識して。 3段目は大きなrit.を作るには一音ごとに手首を上下させてブレーキを掛けます。 片手に2声がある時は両手で弾いて音の方向を確認しながら耳でも慣れましょう。 コーダの音は少し変わっています。音程の低い伴奏が半音階で上昇、高いソプラノは下降してきてお互い段々近づいて行きます。最後の左右の2:3のリズムは段々勢いがついて速くならないようテンポをキープしながら終りのritに近づいて行きます。 曲は静かな切ないトーンで始まり→中間は激しく→後半はヴィルトゥオーゾ的な動きを経て→最後はダークで美しく、オリジナルなエンディングに導きましょう。

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#166 チャイコフスキー ノクターン (2)

2ページ目は拍子、テンポが変わりドラマティックな雰囲気になります。 3拍子が6拍子のカウントになるヘミオラのリズムと3連符が音楽が揺れながら盛り上がって行くのを伝えるのでこのテンポ感を大切に弾きましょう。 cresc.とdecr.を組み合わせて小波を作りながら大きく盛り上がります。 左手に旋律のある箇所は回すタッチでペダルは細かく、右手はルバート気味に。 ロマン派の作品は個性的な表現が許されているので強弱やタイミングは自由に。 cis-durの部分、1回目は明るく、2回目は遠くからエコーのように。 この部の最後のアクセントのついたフェルマータはペダルを途中で離して劇的に。

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モーツァルト ソナタ第5番 KV283 (1)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

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