木曜日, 2024/05/09 5:38

Louis

#133 バッハ パルティータ第1番「サラバンド」

バッハの「サラバンド」の後半を見てみましょう。 演奏にテンポやタイミングの効果をを用いることをアゴーギグ(=速度の変化)と 学びました。アゴーギグを用いる時はまずは拍通りのリズムを取ってみます。 その次の段階で自然なリズムを感じてみると音楽が滑らかにつながります。 大切な音を溜めて弾く代わりにその前後は加速するイメージで弾いてみましょう。 緊張感のある音はその音に向かって加速してテンションを強調します。 長いトリルの入口はゆっくり→真中で速度を増して→出口に向かって再度ゆっくり トリルの長さは適切に調節しながら。テンポの緩やかなバッハの曲を弾く時には バランスを聴きながら是非アゴーギクを取り入れてみましょう。

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#132 バッハ パルティータ第1番「サラバンド」

連続して4曲の「サラバンド」を学びます。2曲目はバッハ作品です。 テンポやタイミングを用いることをアゴーギグ(=速度の変化)といいます。 ルバートはかなり自由ですがアゴーギグはもう少し細かい部分のタイミングを 変えることを意味し、これによりリズムに変化が出て音楽が豊かになります。 バロックらしい上品なイメージを保ちながら「やり過ぎ」にならないよう バランスを考えて。練習は連打で考えてタイミングを取ってみます。 音の上がり(速く)下がり(遅く)も微妙な変化を感じとって。 リズムを遅く取ったら次は速くしてテンポをキープできると良いでしょう。

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#131 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

連続して4曲の「サラバンド」を見て行きます。 ヘンデル作曲のサラバンド二回目はペダルや装飾音、または音を足したりと即興的な要素を学びます。 ペダルは効果的に使って。離すタイミングがヒントです。 装飾音はまずはゆったりした曲想に合わせて少な目の音で品良く入れます。 繰り返す時はチェンバロのように和音・アルペジオ・ターンなどを用いて豊かな表現にするのも良いでしょう。旋律にアルトを沿わせると豪華な響きです。奏者が自由に独自のセンスで装飾を加え「楽しみながら弾く」バロック音楽の魅力を味わってみましょう。

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#130 ヘンデル 組曲第7番「サラバンド」

4曲の「サラバンド」を学ぶ第一回。1曲目はヘンデルの作曲によるものです。 サラバンドは組曲の中のゆったりと優雅な美しい踊りです。 いくつか異文化が混ざったスタイルの踊りで17世紀にヨーロッパで流行しました。 2拍目が強拍の3拍子であること、アルペジオや装飾音、付点のリズムが特徴です。 2小節をワンフレーズで=6拍子を感じ、2拍目程ではありませんが4拍目も少し アクセントを感じられると良いでしょう。 身体も音楽の流れに乗れば、自然な強弱や表現を得ることができます。 ドラマチックな5度音程もこの要領で自然な身体の動きで弾きます。 拍を表現のベースと感じて弾きましょう。

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