バッハの「サラバンド」の後半を見てみましょう。 演奏にテンポやタイミングの効果をを用いることをアゴーギグ(=速度の変化)と 学びました。アゴーギグを用いる時はまずは拍通りのリズムを取ってみます。 その次の段階で自然なリズムを感じてみると音楽が滑らかにつながります。 大切な音を溜めて弾く代わりにその前後は加速するイメージで弾いてみましょう。 緊張感のある音はその音に向かって加速してテンションを強調します。 長いトリルの入口はゆっくり→真中で速度を増して→出口に向かって再度ゆっくり トリルの長さは適切に調節しながら。テンポの緩やかなバッハの曲を弾く時には バランスを聴きながら是非アゴーギクを取り入れてみましょう。
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