51曲のマズルカの中では最も知られた叙情的な美しい作品です。 マズルカの3拍子は2拍目または3拍目にアクセントが来ます。 ポーランドの民族的な舞曲のフィーリングを感じセンスある演奏に繋げる為に 他の音楽を聴いたり文化的な背景を知ることも大切です。 音はシンプルなのに美しく透明感のあるショパンの魔法を味わいましょう。 13番のマズルカは遅いテンポの「クヤヴィヤック」と呼ばれる舞曲がベースですが 停滞しないように動きや流れを意識します。 付点のリズムは鈍くならないようシャープに感じます。 前打音は拍の前が良いですが、拍に合わせるかどうかその時により自分の解釈で。 大きなルバートは身体を柔らかく内側から出てくる感覚です。 delicatissimoの繊細な表現は丁寧に。一つのフレーズを音の方向により グループ分けしてそれぞれの部分を違う音色、違うタッチで弾きましょう。 スタッカート部分はペダルを離したり、指先で鋭くはじいて。 和音を強調したい時はアルペジオで美しく弾く方法も。 バスが躍動する印象的な箇所はリズムを重視してメロディーも同じアクセントで。
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