バッハ 平均律 第1巻 第4番 プレリュード cis-moll BWV849 ③ 3回目の今回は2ページ目の4段目以降〜最後まで見て曲を完成させましょう。 29小節でドラマティックに終わってコーダで静かになりますが→もう一回クライマックスが来て→テンポの押し引きがあり→最後に小さく盛り上がり終ります。 エンディングは色々とこだわることができますが、いったん29小節に戻ります。 pの音量から始まって段々膨らませて。a↘︎f♯の大きな音程は劇的な意味です。 バロックの世界で大きな音程は宗教的な痛み、悲しみ、大変な事を表します。 ピアノで2つの音を弾く事は簡単ですが大変そうに歌いながら音程を味わって。 左手は落ち着いて。テンポを揺らしながらエンディングに導いて行きます。 6度など音程大の箇所は少し、33小節のf♯↗︎aの大きな音程はたっぷり溜めて。 テンポにこだわりながら、歌う事と上手くバランスしながら弾きましょう。 35-36小節はスラーのついたアーティキュレーションや前打音も見逃さずに。 37小節は縦のライン=和声もよく聴いて。最後はritで和音はアルペジオも可。 オルガンの響き「アーメン」のようにも聴こえます。リズムを失わないように歌います。テンポ感と歌、2つの要素のバランスを大切に美しく弾きましょう。
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