イタリア人作曲家マスカーニのオペラ「カバレリア・ルスティカーナ」からお馴染みのメロディー「間奏曲(インテルメッツォ)」をピアノ編曲版で学びます。 オーケストラ曲のピアノ版ゆえ弾きにくく難しい箇所もゆっくり見て行きます。 ピアノには真似できない美しい弦楽合奏やオーボエ、オルガンが特徴的です。 カバレリア・ルスティカーナ=「田園風な騎士道」という意味を持ち、テーマが貴族社会から庶民へと移った頃の文芸作品に基づいて書かれました。 イタリア歌劇によくある恋のもつれの物語ですが音楽は素晴らしいです。 弦楽器らしい始まりのフレーズは止まらないよう16分音符で刻んで流れを意識。 音と音の間の繋がりを感じ、リズムをコントロールして良いタイミングで。 16分音符でリズムを刻む事で進んだり溜めたりも自然なタイミングを掴みます。 溜めて弾く2小節の1拍目は指のアタックだと美しくないので柔らかく押します。 手の動きの為には指使いを変えて。音の繋がりをよくしましょう。 左手の大きな和音はバスを前打音風に、あとの音はハーモニーの扱いに分けて。 5連符は一拍の中入るように練習してから→ルバート気味にゆっくり弾きます。 タイミングは意外に複雑です。溜めたらテンポを戻して、を繰り返します。 最後はテンポを緩めて丁寧に。和音は右で取れば左手の移動がスムーズです。 a-mollの13小節目フレーズは楽譜のアレンジではなく原曲のオーボエの旋律で。 曲を通して3拍目が美しく大切な拍になることが多いことを意識しましょう。 C-durに戻る瞬間からcresc.で歌って和音を割って弾く時は焦らずゆったり。 バランス、タイミング、強弱等余裕を持って自由に音楽を表現してみましょう。
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