水曜日, 2024/05/01 6:57

Louis

#156 ドビュッシー 前奏曲 no.1 (3)

ドビュッシー前奏曲「デルフィの舞姫たち」の3回目です。 オクターブC音のペダルの踏み替えは一度足を離してクリーンな響きを狙います。 音を「層」で捉えることを思い出してオクターブは豊かなレガートで、上下の和音は全く質の異なるppで弾きましょう。 3度で上昇する美しいオクターブのあとに、冒頭部と同じ和音の煙が漂う神秘的なフレーズが戻って来ます。全身の動きを意識したり、腕や手首を柔軟にしてレガートで弾いたり、鈴の音は勢いのある打鍵にしたりと、古代ギリシャの神話の世界を様々な音色で表現します。 最後はゆっくりですが停滞しないように8分音符の拍を感じてritします。 鮮明な響きのイメージ持って、タイミングなどにこだわるなど、自分の中の音楽を追求してみましょう。

続きを見る »

モーツァルト ソナタ第2番 KV280 (2)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

続きを見る »

#155 ドビュッシー 前奏曲 no.1 (2)

ドビュッシーの前奏曲「デルフィ舞姫たち」の2回目です。 前回に続きタッチを使って響きを作ることやペダリングについて学んで行きます。 ドビュッシーの音楽は層が重なって出来ていると捉えられます。 例えばソプラノ高音部は明るく軽く、中間の和音は暗い重い響きが段々軽くなるイメージ、低音部のオクターブがまた一つの層です。バスの音を残したいけれど濁らないよう浅く半分だけペダルを踏むなど工夫して(ハーフペダル)。3本ペダルのピアノは真中のペダルを踏めば右ペダルを踏み替えてもバスが残ります。 「鈴の音」の高音部の和音は軽くpでcresc.します。 真中の層は引っ張るタッチで、音は離れていてもレガート感を持って弾きます。 煙が漂うような神秘的な場面をイメージしながら響きにこだわって弾きましょう。

続きを見る »

#154 ドビュッシー 前奏曲 no.1 (1)

ドビュッシーのプレリュードから第一曲目をレッスンします。 デルフィは古代ギリシャの神殿で有名な場所の名前で宗教的な香りのする曲です。 ゆっくりと、神妙な雰囲気で始まりますが段々動きが出てきます。神秘的な音色 最初の和音は力は入れずに脱力して手に重さをかけて鍵盤を中に沈み込みます。 カウントは始めから16分音符で。神秘的な内声はソプラノにバトンタッチします。 大きな和音は親指で2音を弾きましょう。旋律は手を押しながら廻して歌います。 ppの和音は下から上の奏法で勢いをつけてキラキラと明るい音色を出して。 和音の音色を変化させたい時は重さを使いましょう。内声を引っ張って弾けば 最初2段で「4つの方向」の奏法全てを使うことになります。 フレーズの2回目は少しテンポアップして、大きくrit.します。 リズムが一定だと停滞して神秘的なイメージならないので動きを意識しましょう。 メロディーはダーク、和音は鈴のようにクリアーな音色で変化をつけて。 動きは大切ですが焦った感じに速くならずゆったりと。 空間の中で、響きを使って絵を描くような気持ちで弾いてみましょう。

続きを見る »

モーツァルト ソナタ第2番 KV280 (1)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

続きを見る »

#153 シューマン 蝶々「パピヨン」第7曲

シューマンの代表作「パピヨン」の7曲目。 「シンプルに」と表示のある小品はそのまま素直なトーンで気楽に弾きましょう。 左手のアルペジオにクリアな音色の右手の旋律を乗せて強弱やタイミングは好みで 右手はアルペジオの最後の音にあわせます。レガートより鍵盤を撫でる奏法で。 最後のアルペジオは自由なタイミングで弾いてみましょう。 2段目からは一拍目にアクセントを感じてバスを出したり長めに弾いたりします。 スムーズなソプラノの為に鍵盤上で4-5と変えたりスライドします。 テヌートは緊張して固まるのではなくその音でリラックスします。 色々な強弱やタイミングを試したり音楽を感じながら即興的に弾いてみましょう。

続きを見る »