今月はフィンランド出身メリカントの2つの作品を学びます。 この曲の左は典型的なワルツバス、右手は旋律で始まります。 ピアノにはゆっくりしたテンポがふさわしいです。 右の指遣いはレガートがスムーズに繋がる様に。音程を意識。 左も和音のレガートは滑らかに、3拍目は必ず軽く弾きます。 ゆったりテンポで遅く→速くを繰り返し素敵なタイミングで。 登って行く時はテンポを上げていき、トップでゆっくりして。 quasi adagioは大きくブレーキをかけます。 半音など濁らない様にペダルを入れましょう。 3段目の付点4分音符のラは明るく。前のソとの違い聴いて。 音に色のイメージを重ねて弾く時にその色を思い出して。 最後の和音の下から上のタッチでキラキラした響きを作って。 旋律はルバートで引きたい時は引っ張りましょう。 また、重さを乗せると真面目なトーンになります。
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#287 フランク 前奏曲 (4)
プレリュードの最後、フーガの始まる所まで見て行きます。 ffのクライマックスから冒頭の宗教的な雰囲気に戻ります。 響きを聴いて不要な音は削る方向で考えましょう。 大切なのは雰囲気を掴み、強弱を控えて祈りを意識する事。 リズムをカウントせずに自由かつ自然なタイミングが大事。 オクターブバスは2音を1つで、右は重さを乗せて1つづつ。 小節ごとに少しブレスを入れ、強弱はff >f >mfと減らして。 左のボリュームだけdimして右旋律が段々浮き上がる様に。 前の段のインパクトが強いのでその後の表現はシンプルに。 テーマが平凡にならない様タイミングでマジックを作って。 強調する音を考えて長めに、ppの中で少しだけ音を出して。 音の出しすぎやcrescし過ぎない様に大切にテヌート感じて。 旋律はオクターブの上の音を引き立てる為下1指は減らして。 上の音は光る美しい音をイメージしましょう。 エンディングは技術的に楽だからと軽視せずにppで繊細に。 最後のritは自分に取って最高のタイミングを追求します。 始めにも出てきたヘミオラは拍子のアクセントが変わります。 3拍×2が2拍×3になりフレーズ感が変化するのを意識して。 最後は2回繰り返される内声のフレーズを聴きレガートで。 テンポは2段目終りからrit、一度元のテンポに戻し再度rit。 ritが長過ぎて遅くなり過ぎないようにしましょう。 ゆっくりフェルマータで終り、フーガに入ります。 フランクの作品数は少ないですがどの曲も素晴らしいです。 宗教的な香り、独特の雰囲気を堪能しながら弾きましょう。
続きを見る »#286 フランク 前奏曲 (3)
大きなクライマックスを迎える2p下段から3p目を学びます。 強弱に集中して設定を考えます。必ず前後の関係で考えて。 直線ではなく、大きくなって→下がってと波を繰り返します。 2p下の段はまずpからクレッシェンドを作ります。 2つ目の音を強調すると「嘆き」「痛み」の表現に繋がります。 バス保持する為に右手で3度の伴奏を取りましょう。 その先の和声の伴奏部は前回と同様に左右で弾きます。 強弱は逆に一回目がp、そしてエコーがfになります。 今回テーマは大きな波のように気分よくf、クレッシェンド。 d mollやDdurのfはアクセントをつけてもOKです。 h mollの優しい雰囲気のコントラストを表してダークに。 2段目の1小節目左は、前回4段目同様の指使いの1111で。 右手レガートに集中する為に左手は軽めに。 アルペジオの間は右手のラは押さえたまま空間を詰めて。 ソプラノは555…でペダルも駆使してレガートで弾きます。 伴奏の重いfのdownのタッチから切替えて歌うソプラノで。 フランクの音楽は硬くならない様タイミングを自由に保って。 伴奏もdownで1音ずつアクセントより2音をレガートで繋いで。 1拍目にアクセント感じつつも2音目の嘆きの感情を強調して。 クールな演奏にならず音に気持ちを込めて身体に動きを伝えて。 「おにいさん」の「にい」の部分でピアノを前に押す様に。 五感の内の3つの感覚、見る、聴く、感じるを使って弾きます。 「見る」は楽譜を読んでよく観察して音楽の理解に繋げること。 「触る」は手や指で場所や間隔を覚えること。 「聴く」のは耳できれいな和音などを味わって響きを覚えること。 年齢とともに感覚的な部分が減ってくるので意識的にアプローチ。 リズムは固く考えずにタイミングを掴むと弾き易くなります。 フレーズの自然な呼吸に従えば良いタイミングが得られます。
続きを見る »#285 フランク 前奏曲 (2)
音楽が盛り上がって来る2ページ目を見ていきます。 1ページ目は強弱の表現は少な目でスピリチュアルでした。 2ページ目はpの緊張感から少しづつ高まりに導きかれます。 教会の豊かな響きを意識し、fはきつい音に注意して脱力して。 野球やテニス球を打つ要領で打鍵は一瞬、腕はスイング。 1段目左バスは前回同様、オクターブ→1指超えて右と連携。 2小節目のナポリの6度は独特の香りを強調して。 テーマの終わりはテンポを緩やかにテヌートは大切に。 1つづつ重さを乗せてよく聴きながら音楽を進行させていきます。 脱力忘れずに。バスは時々オクターブに変えて更に厚みを加えて。 乗せて、聴いて、聴きたい音をイメージして準備して弾きます。 2段2小節目左手はシのオクターブ。右は届かなければ割って。 ハーモニーの部分は左右で分けても良いでしょう。 バスのシ音を残す為にハーフペダルや踏替え、音を足すなど工夫。 メロディのファレは左手で交差でも、右の移動でもOK。 左で取る内声ミレド♯レミは音を軽くする為全て1の指が最適です。 このページはバスのシの音、転調したらレを強調して弾きます。 技術的難しい部分です。強弱は波で感じると良いでしょう。 時には内声を聴いてバランスを調整します。 転調する前、フレーズの終わりはpに戻ると美しいです。 オルガンの響きを意識してペダルは少し混ざり気味で大丈夫です。 リズムは硬く感じないで自然な揺れをつかんでまかせましょう。
続きを見る »#284 フランク 前奏曲 (1)
プレリュード、フーガと変奏曲Op.18プレリュードを学びます。 教会オルガニストだったフランクのオルガン曲のピアノ版です。 宗教的・祈りを意識して流れを大切に繊細な世界を作ります。 強弱で表現しすぎずに小さなタイミングやフレーズ感を大切に。 テンポは停滞せずにゆったりメトロノームは38のあたりで。 1フレーズペダルは3-4回踏み替えて音を混ぜて響きを作って。 教会で響くオルガンを意識し通常よりペダルを長めに使います。 バスや右手のフレーズから1音を選びテヌートで強調します。 アレンジ譜なのでオルガンの響きを出す為に音を足すのもOK。 小節初めの音を少し伸ばすイメージで絶妙なタイミングで。 3拍子が2拍子になるヘミオラでも同じように1拍目を長めに。 表示が無くても時々自由なタイミングで弾くのがコツです。 テンポをきっちり守ると硬く冷たい感じなので揺れを大切に。 手に重さを乗せ深く始まりシソミは腕で押し手を回しレガート。 2段目は左親指を残して真中の音をスムーズに取りましょう。
続きを見る »#283 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (4)
最後のページをみて行きましょう。色々なタッチが現れます。 オクターブは鋭く短く、間の音は柔らかいレガートの組合せ。 ペダルを入れると綺麗な響きになります。 1段目を細かく見ると短い音は下から上、間は手を回して。 2段目終わりからの和音は重さをのせてタッチを意識。 強弱は1段目はpーp p、2段目和音で少しクレッシェンド。 間は硬くならないで風の様に柔らかくブレーキかけながら。 2段は自由なテンポに。その先で元の速さに戻るのを意識。 エンディングはゆっくりまた自由なテンポで。 盛上がる和音はラを押さえてド♯-ミ(ミ♯でなく)-ファ♯♯-ド♯。 減11と記した箇所は減7の和音に11度をつけた和音です。 一音下がり、3度下がり、半音下がるのを指でも覚えます。 アルペジオで弾くと技術も理解も楽になります。 この動きの終わる時に徐々にブレーキをかけていきます。 ゆっくり自由なテンポになっても必ず拍を感じながら。 4段目54321の2の指のみド-レ♭と変わる和音は指で覚えて。 49小節左は内声ラ♯レ♯→シレと変わるのを聴いて。 「遠くからホルンの響きが聴こえるように」4度の内声を強調。 最後はホルンを挟んで上下、3つの層をritしながら響きが空間に消えていくように弾いてみましょう。
続きを見る »#282 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (3)
今回は技術も表現も複雑で難易度の高い2p目を学びます。 理解しながら少しづつアプローチして行きましょう。 1段目のファ-ドの4度1p目に同じですが和音が変わります。 同じ4度がファ♯-ド♯やソ♯-レ♯形を少し変えて登場します。 音量はpでも強調して。よく音を聴くことが大切です。 左の半音階の和音は自然に掴めるように指で場所を記憶します。 右は左に合わせまずソプラノ→オクターブ→アルペジオで。 グループでソレ、ファド、ミシと2つずつ弾きレガートで繋ぐ。 連打で弾いたり様々な方向から全和音を耳、手、目でも覚えて。 次の段階では強弱やアーティキュレーションもつけて行きます。 短いタッチは難しい技術なのでしっかり掴む事ができてから。 3段目は少し雰囲気が変わります。内声の動きを意識して。 ラ-レ→シ♭-レ♭への変化を聴き、指の動きでも記憶します。 次の小節は3拍子より4拍子で捉える方が正しいでしょう。 アルペジオは2拍目の中に入れて弾きます。 リズムに集中して練習するにはまずペダルを使わずに。 ルバートの後、狭い、きついという意味のserreは速く弾いて。 4段目、宇宙の様な和音は軽いタッチを各々ペダルで繋げて。 同じ場所、左手は少し押さえるようなレガートで強調して。 5段目の最後の和音は指先はじいて短く弾いて場所を覚えて。 ♭や♯の多い場所→白鍵だけの和音の移行は腕の動きも意識します。
続きを見る »#281 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (2)
#280 ドビュッシー 音と香りは夕暮れの大気に漂う (1)
響きを使って絵描き、雰囲気を作る事を学びます。 ゆっくり丁寧に「集中して」練習する事が大切です。 1-2小節、28小節、45小節に注目して学んでいきましょう。 まず1-2小節は5拍、3小節から3拍子で書かれています。 まず和音に手を置いて鍵盤の場所を手で確認し覚えます。 弾く前にこれから出す響きを鮮明にイメージして見ます。 音のバランス、強弱、音質、音色に合わせたタッチを考えます。 準備できたら実際に音を出して響きを良く聴いて脱力します。 次の音に行く時は前の響きを聴きながら繋げる意識で同様に。 レガートで動いて準備してから弾くのがコツです。 次に行かず、同じ和音に戻る時も同じように。 響きに満足しなければバランスを変えてイメージに近づけて。 響きを聴くためには脱力が必須です。 手置いて→考えて→準備してから→弾く→よく聴く、の順で。 和音の間の動きを全てレガートで繋げる事が大切です。 慣れたら一瞬でイメージした音を身体に伝えてタッチを決めて。 いきなり和音を弾かずにまず準備(イメージ)するのがポイント。 28-29小節は難しい場所なので初めに取り出して練習します。 左手をまず鍵盤に置いて、イメージして…と、右手も同様に。 慣れたら両手。自分の理想の音を作れる事を確認します。 曲中で難易度が変わります。難所を初めに練習しましょう。 例えば45小節。指を置いて準備し動きを決めて行きます。 頭で準備を意識するより時間をかけて弾きたい音を探しましょう。
続きを見る »#279 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (4)
この曲の最終回は最後のページ2段目から見て行きます。 入口はリズム的にも難しいフレーズです。 右はチョーフチョーフからミタカ、左はずっとミタカです。 左手の指遣いは514212など考えることが大切です。 指使いとリズムが安定したら強弱を加えて行きます。 右もまずペダルなしでリズム確認→指使いを考えます。 レガート、ノンレガート等フレーズを確認し強弱つけて。 1段目は引っ張る軽いトーン→重さ乗せる深い和音でした。 2段目のフレーズは引っ張りながら段々重いトーンへ変化。 まずはペダルと強弱なしでこの奏法で難しい箇所を探して。 左は安定した手でレガートできる指遣いを探して練習。 次は強弱→ペダルと足して行きましょう。 左5指バスへの大きなジャンプは親指を目視で場所を確認。 次はテンポを遅く→速くと自由に、又たっぷり待ちます。 高音部右手の和音はソプラノを意識しつつ内声も聞いて。 左伴奏は上の音は右手が重なる部分は右手で。 強弱を考えてからペダルを入れます。 三連符からの4拍への変化はよく違いを味わいましょう。 3と4の間で少し待って、ペダルを踏み替えてから先へ。 右:左の2:3の部分も意識しましょう。 最後は右のアルト下降を強調し滑らかなフレーズを描いて。 少し戻り3段目3小節目の後は待って4小節目accl気味に。 最後の音はゆっくり美しいアルペジオで。 シンプルに見えて特にリズム的な難しさもある曲です。 ドビュッシーにも通じる幻想的な世界を弾きましょう。
続きを見る »#278 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (3)
今回は2p後半から3pを見て行きます。 2p最後、アルペジオ風の左手の伴奏はスムーズに弾きます。 まずは片手で強弱やペダルを考えずに左手をしっかり目に。 ポジションが変わる時に1-4は肘を使わずスムーズに5214で。 まずポジションの変わるところ、超える指を練習して。 次は強弱を意識して→次はペダルも足してテンポを落として。 右はソプラノを出してリズムを確認し左も合わせレガートで。 次はペダルを足して。左手弾きにくい和音の指使いを確認して。 強弱を足して豊かに弾きます。初めは大袈裟につけて後で調整。 最後は仕上にタイミングを意識。時々ブラームスバスの暗い響き。 和音の部分は重さを乗せて→左手のアルペジオ伴奏の部分は軽く。 和音部分に入る前は半音のフレーズを強調するときれいです。 この曲は冒頭から重力のない幻想的な雰囲気を作る事が大事です。 ブラームスとドビュッシーは全く異なる音楽でも両方雰囲気が大切。 中間部の終り、シバサキシバサキ(4)→ミタカ(3)への変化を聴いて。 テーマのが戻る前の和音部は鍵盤に沈み込み太い音で弾きましょう。
続きを見る »#277 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (2)
1pの後半から2pのクライマックスを見て行きます。 まず2p目から、左はミタカ-ミタカ-チョーフのリズム。 f~p~cresc.など強弱も合わせて片手で練習します。 右手は2拍をノンレガートで旋律を拍に合わせて。 アルペジオは急がずに下の音をすぐに弾きすぐ離すと良いです。 慣れたらペダルと強弱を入れましょう。 次は両手で、また最初に戻りペダルを外して重さを乗せて。 左右のバランスを考えて左と右のアルトを減らして旋律に集中。 左右の手が近づく時は引き易く上下のポジションを考えます。 次は強弱を出して同じテンポでペダルを入れて。 ミスしやすい所は早目に対処する事が大切です。 最後に音色のバランスやタイミングを調整しましょう。 全体に重さを乗せて弾きます。次は前の部分から繋げます。 1p下の2段は引っ張る奏法でここはノンレガートで。 レガートの多い中で時々現れるノンレガートが素敵です。 リズム、拍を指でも感じながらノンレガートを強調します。 フレーズの終わりまで少し濁ってもペダルを踏み続けて。 ソシだけ残しペダルをup。響きの変わる瞬間を聴きましょう。 ブラームスのespressivoは少し時間を掛けて弾くとよいです。 左右ともよく歌って勇気を持ってテンポを柔軟にコントロールします。
続きを見る »#276 ブラームス 間奏曲 Op.116-4 (1)
美しい小品の歌い方、タッチ、強弱、音色、リズム等を学びます。 4回に分けて、今回は1ページ目、前半の3段を見てみましょう。 アダージョの少し不気味なテーマの後に優しく幻想的なモチーフ。 深くダークな響きから優しく明るい音楽に変化します。 盛り上がりの前のテンションを感じられる部分です。 左はアウフタクトからpでも重さを乗せてしっかり腕から押して。 対照的に右dolceは優しく鍵盤を撫でて弾きましょう。 2段目右手ドレミファはペダルを踏んだまま一つづつノンレガート。 ソミドラはレガートです。その後の左も同じノンレガートのタッチ。 深い音は前屈、軽い音は身体を後へ引き腕にかかる重みを制限して。 音楽を身体の動きで覚えられると良いでしょう。 遅いテンポでリズミカルにキープするために左右の3:2を明解に。 2つ=チョーフ、3つ=ミタカとリズムを取ると簡単で正確です。 ペダル無しのドライな状態で自分の拍で練習し自然な拍感を得て。 ペダルは踏み替えのタイミングをよく聞いて時には音を混ぜて。 ダーク→優しく→明るく→幻想的など雰囲気の変化を味わいながら弾きましょう。
続きを見る »#275 バッハ シンフォニア No.5&7 (4)
前回は用語、分析や曲の構成を学びました。今回は弾き方を見ます。 音色や表現など、音楽的な部分に集中していきます。 左手のバスは旋律的に歌いながら。右アルトが入る瞬間を聞いて。 codetta、間奏、結句、テーマ、対旋律も耳で確認しながら進みます。 不協和の7度の他、5度、4度など音程も和声もよく聞きながら。 短3度が重なってできている減7の和音の緊張感もアルペジオで確認。 曲はe-mollから始まって→h-mollに着きました。間奏の転調は劇的。 旋律的に弾くことが大切ですが段々縦にも和声を聞いていきましょう。 提示部や間奏の和声と旋律をよく聞いて片手ずつ練習しましょう。 3つ目の柱=リズムも重要です。メトロノームでなく自然なリズム感。 音楽をリズミカルに感じて。リズムの強弱と流れ、タイミングが大切。 123456とカウントしながら自然な流れとタイミングを掴んで。 第2提示部の始まりで硬くならないように。ペダルは外します。 弾きながらメロディー・和声・リズムの3つに集中しましょう。 特に間奏は美しい和声を耳で追って。 ソプラノの16分音符をアルトが引き継ぐ(答唱の)タイミング注意。 左を伴奏と考えて小さく、右のテーマは美しく歌いましょう。 ソプラノとアルト2声の音程を和音のように捉えます。 左手も同様にバランスをよく下のバスを強調するなどよく聴いて。 右手だけに集中せず4音の短いバスのフレーズもメロディックに。 旋律的に、和声を聴いて、特にタイミングも重要ポイントです。 長い音を伸びているように膨らみを感じることも大切。 提示部はしっかりした形を意識し、一方間奏は即興の要素を感じて。 間奏は少しテンポを緩めに自由に感じても良いでしょう。 それぞれの声部や分析した内容を意識しながら弾きます。 構成を理解すると譜読みし易くなりますが分析だけに捉われずに。 リズムや音も自由にバッハ作品を表現しましょう。
続きを見る »#274 バッハ シンフォニア No.5&7 (3)
シンフォニアをフーガの簡単版と捉えて分析してみます。 今回は用語、分析の仕方や曲の構成などを説明していきます。 ソナタ形式(提示,展開,再現部)と異なり幾つかの提示部で構成されます。 提示部と提示部の間に間奏が挟まっているのが特徴です。 1〜8小節が第1提示部、9〜13間奏、14〜20が第2提示部と続きます。 提示部と間奏の組み合わせを一つの大きなフレーズと考えられます。 提示部は英語でexposition、間奏はepisodeや移行部とも呼ばれます。 提示部のテーマは「主題(主唱、subjectなど)」と呼ばれsopに登場。 3声のフーガは通常Sop/Alt/Basそれぞれ主題の後→間奏となります。 Sop主題の後Altの主題「答唱(answer)」は通常5度上(4度下)で始まり、 BasはSopと同じ音の主題。これが第一提示部で次に間奏に入ります。 主題の下、別の声部の旋律「対位旋律(対唱)」は曲中に繰り返されます。 テーマとテーマの間の小さな間奏は「結句(codetta)」と呼ばれます。 右手の下にすぐ対位旋律、altの主題の時にsopは伴奏、そのあとが結句。 Basのテーマの上Altで対位旋律。このように何度も出てきます。 第一提示部のあとは→間奏エピソードが始まります。 この曲の第二提示部はAltの主題で始まり→Sopが答唱→Bas主題。 20小節から間奏→終止、とここまでが前半の構成の分析です。 主題と答唱を強調して弾くことも可能ですがバランスをよく考えながら。 主題より対位旋律を出して弾く方がきれいな場合も多くあります。 分析は曲の理解に繋がります。和声進行など曲のパターンを判れば新しい曲の譜読みも容易になります。
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