
モーツァルト ソナタ第18番 KV576 (2)
#223 C.P.E.バッハ 「ロンド」(3)
エンディングは左手がドラマチックに展開します。 アルペジオと右手のターンのような旋律を経てテーマに戻ります。 個性が強めの左の不協和音は勇気を持って強調しましょう。 引っ張って弾く可愛らしいデクレッシェンドと重さを乗せて弾く劇的なクレッシェンドの対比を感じて。重さを感じながら弾く場所は音を切るようにひとつづつ意識。 35指から→23指でトリル→15へ。最後はdimの方向です。 バロック時代の作品らしく最後の和音はアルペジオで終わるのも可能です。 シンプルで分かりやすい表現の曲です。テーマが戻る所は思い出すようなロマンティックなトーンで弾いてみましょう。
続きを見る »03 (2) シューマン 「子供の情景」 2024-12-14
#222 C.P.E.バッハ 「ロンド」(2)
CPEバッハ作曲h-mollソナタ最終楽章のビューロー編曲版です。 バロックの響きの中に多くの装飾音など古典風の要素が聴こえます。 b moll→Gフォルテ→e少し音量を減らして和声の変化を表します。 短い動機を音を変えて進行するセクエンツ(反復進行)が聞こえます。 左手の和音も5度進行でポップスなどにもよく使われる手法です。 emollのp(-)でテンポが落ちているので次のフレーズでテンポup。 トリルは2-3指が簡単。ritして→a tempoでテーマに戻ります。 左手のフレーズは<>が大切。右メロディーはきれいに歌って。 左手の不協和音の悲しい気分を味わって、次のstringendoに向かって。 accelerandoはテンポupですがここは音楽の緊張感に集中します。 クライマックスのフォルテは手に重さを乗せて弾きましょう。
続きを見る »05 バッハ「前奏曲 第1巻」 2024-12-10
モーツァルト ソナタ第18番 KV576 (1)
#221 C.P.E.バッハ 「ロンド」(1)
バッハ息子のひとり、CPEバッハ作曲h-mollソナタ最終楽章を19Cに入り ドイツのビューローが編曲した「ロンド」を見ていきます。 シンプルな原曲の素敵なピアノ用アレンジです。 アンダンテは遅くなりすぎずに程よく 流れるテンポをキープしましょう。 カンタービレでよく歌って、フレーズ最後の音に向かって表情豊かに。 左の和音は半音階のバスの上に成り立った美しい和音を聴きましょう。 下降半音階の悲しい雰囲気を味わって。長いフレーズを4つに分けます。 左手テノールのメロディーは強調して。トリルは長めに段々ゆっくり。 3段目は各フレーズの終わりはゆっくり。左手も旋律的に表情豊かに。 3つ目のフレーズは可愛らしさが厳しさに変わります。 4段目はmfからcrescで歌って、最後のトリルはritして終わります。 歌うトーンは引張るタッチでシンプルな表現を愉しみながら弾きましょう。
続きを見る »