今4回に分けてショパンのポロネーズ第1番を見ていく1回目は1ページ目を学びます。 力強さと優しさのコントラスト、舞曲の要素などショパンらしさに溢れています。 個性のある表現を目指して技術的なことから見ていきましょう。 冒頭付点リズムの2音はfーpで、長いフレーズを6拍子で感じfからffに向かいます。 自然なタイミングで方向を感じることを大切に。3小節目の頭の減七和音はf fで強調。 冒頭テンションをつくった後→リラックス→アルペジオで再びテンションを作って。 ペダルも踏む/離す瞬間と長さを意識します。テーマは強弱とタイミングを分けます。 テーマの強弱は色々な解釈がありますがここではf→dec→cresc2つの山を作って。 まず強弱を掴む練習します。バスのオクターブはバラして響きを作りましょう。 タタタンタンのポロネーズのリズムはdec気味に左片手で練習、バスを強調して。 右はdecとcrescで伸び縮みさせたり、強弱は自由に感じて色々試しましょう。 次はタイミングです。ritとacclをバランスよく、徐々に強弱と組み合わせます。 スタッカートとレガートを左右それぞれ自由自在なアーティキュレーションで。 強弱は上下、タイミングは前後の動きと捉えて飛行機を操縦するように立体的に。 連打は同じ指、付点の3つの音は234を繰り返し最後は345で次フレーズに繋げて。 左の音程の広い和音はアルペジオです。右手の強弱は音量より+と−で考えます。 タイミングはルバートを経てテンポに戻るショパンらしさを意識しましょう。 ppの2:3は右のトリルを緩やかに自由に感じてritして幻想的な美しさを表します。 強弱、タイミング、ペダルとアーティキュレーション、まずは一つずつ集中してから→始めは強弱とタイミングの2つから組み合わせ→次はペダルを加えて練習します。 ペダルは特に離すタイミングを大切に。完璧を目指さずフィーリングで弾いてみましょう。
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