2回目は3ページ目を中心に見て行きます。 前回の最後の部分の美しい和声進行=ハ長調からハ短調への変化は 実際の色で考えてみましょう。左手はpで歌うので右とのバランスを考えて。 スラー付きスタッカートは鐘を鳴らすように光る音のイメージです。 長いフレーズを感じるためには音階になっているソプラノをよく聞きます。 左手のメロディーに対し右手の伴奏はとても小さくバランスを取って。 左手はメロディーと同時に伴奏部も弾くのでこのバランスも大切に。 均整の良さは演奏の質につながります。歌いやすい指使いも大事です。 和音はアルペジオで弾くとぶつからずに優しく聞こえます。 幻想的なコラール風のモチーフは4つの方向を意識したタッチを使って 下から上にはじいて出す星の光るような響き、上から下に重さを乗せて 深い音、また手前に引っ張って柔らかい音色など、変化を持たせましょう。
続きを見る »