
シューマン 子供のためのアルバム 1~17
ベルティー二の練習曲作品29 no.23
16-17 シューマン 「子供のためのアルバム」 2022-12-24
#129 ショパン 前奏曲 op.28-7
24の前奏曲の中でも第7番はよく知られた短い美しい曲です。 鍵盤を手前側に引っ張るイメージで、優しく撫でるように弾きます。 この奏法で得られる音色は柔らかく、やさしいトーンです。 3回の連打音は毎回デクレッシェンドしますが 最後のアルペジオだけは上向きに。 2小節の短いフレーズ×2つで1つの長いフレーズ(グループ)と考えます。 前半のフレーズを「質問」、後のフレーズを「答」と捉えても良いでしょう。 アルペジオは広げて弾くイメージでゆっくり。最後のc♯は長くおさえて。 最後はアルトの旋律をつなげて、終わりに向けて段々テンポと音量を落とします。
続きを見る »#128 ドビュッシー「夢」③
3回目は4ページ目から最後までのレッスンです。 右手はオクターブの反復ともう一声を弾き、同時に左手がメロディーと内声の 二声を受け持つ箇所は技術的に難しいですが明るい響きで。 旋律が右に移ったら伴奏は大きく出過ぎないようpやppでコントロール。 テーマが戻る部分は左右で半分づつ受け持つのを片手で弾いているように うまく音量を調整しながら滑らかにつなぎましょう。 ミbによって和声が変わる所でそれまでのクレッシェンドをpで音色も変化させて。 和音の部分は重さを載せて「祈り」の響き(讃美歌)を意識。 高音部は引っ張って弾く奏法で歌って、最後は弾むタッチで消えて行くように。
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15 シューマン 「子供のためのアルバム」 2022-12-10
#127 ドビュッシー「夢」②
2回目は3ページ目を中心に見て行きます。 前回の最後の部分の美しい和声進行=ハ長調からハ短調への変化は 実際の色で考えてみましょう。左手はpで歌うので右とのバランスを考えて。 スラー付きスタッカートは鐘を鳴らすように光る音のイメージです。 長いフレーズを感じるためには音階になっているソプラノをよく聞きます。 左手のメロディーに対し右手の伴奏はとても小さくバランスを取って。 左手はメロディーと同時に伴奏部も弾くのでこのバランスも大切に。 均整の良さは演奏の質につながります。歌いやすい指使いも大事です。 和音はアルペジオで弾くとぶつからずに優しく聞こえます。 幻想的なコラール風のモチーフは4つの方向を意識したタッチを使って 下から上にはじいて出す星の光るような響き、上から下に重さを乗せて 深い音、また手前に引っ張って柔らかい音色など、変化を持たせましょう。
続きを見る »#126 ドビュッシー「夢」①
幻想的なイメージの曲です。空や宇宙、無重力の世界を想像して 幻想的な世界を作るため、強拍にアクセントがつかないように意識して リズムが浮かんでいるようにを感じましょう。 テンポはゆっくりでも停滞しないよう、動きを持って流れるように。 ペダルは1つのペダルを長く使って、でも踏み替えはきちんと。 右手の入口の部分はタイミングに拘って遠くから来るように 現実的なトーンにならないで。 音色を変化させるためには実際のタッチや身体の動きを変えましょう。 夢心地のppはフランス音楽らしいエスプリが感じられます。 印象派の美しい世界を味わいながら弾きましょう
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