#178 スカルラッティ ソナタ ホ長調 K.380(1)

まずテーマを見てみます。andante「comodo」は気楽にという意味。 冒頭の二つの声部:シラ♯ソをソプラノと考えレガート、下の音はスタッカートで。 右手の中で、上は少し重さを載せ/下は引っ張り、それぞれタッチを分離させます。 付点のリズムは鋭く感じましょう。トリルは拍の上、または拍の前でも弾けますが 今回は弾きやすく拍の前にソファソを出して。その際に前の音(シ)から32分音符で繋げる感覚でシソファソと弾くと「お団子」にならずスムーズです。手の角度は鍵盤に平行を保って、関節は柔らかく指は馬の脚のような勢い「ミタカパン」で。 トリルは技術に集中してパニックするよりもコントロールする事、指の動きよりリズムで感じることが大切です。脱力も忘れずに。指使いや左手を使う等工夫して。 ペダルを入れたりトリルを増やすのも可能です。強弱は2回目はエコーの様にpで。 次のフレーズの入口はゆっくりとスムーズに大小のcresc-decのラインを描きます。 左手の和音の一拍目はギターのようにアルペジオで弾いてスカルラッティ風に。 ページの最後のトリルはdec.とritの中、ゆったり余裕を持って優雅に、冒頭の雰囲気とのコントラスト味わって楽しみながら弾きましょう。

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モーツァルト ソナタ第7番 KV309 (1)

モーツァルトの全ソナタ第1番~第18番の遅い楽章のピアノ奏法を勉強しましょう。 1つのソナタの遅い楽章を2つのビデオ(前半-後半)に分けます。 毎月の第1週と第3週の火曜日にビデオを公開します。

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勉強会 2023-12-24

シューマン ダビッド同盟舞曲集Op.6 より  No.6, No.7 グリーグ抒情小曲集より 故郷にて Op43-3、アルバムのつづり Op47-2 メロディ Op. 47-3 、ハリング Op47-4、エレジー Op.47-7 春に寄す Op.43-6、 即興的ワルツ Op.47-1 ほか ベートーヴェン ソナタ第26番変ホ長調「告別」1楽章

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#177 ブラームス 間奏曲 Op.119-1 (3)

今回は中間部の終わりから最後まで見て行きます。 ブラームスが幻想の世界からゆっくり覚醒して暗い現実に戻る所です。 3段目はカウントが難しい箇所です。指を残して音を繋げるフィンガーレガートでペダルは減らします。遅いテンポで更にritしながらテーマに戻ったら3拍子を数えて。 タッチと音色の確認の為にスタッカートで弾いて→レガートで仕上げましょう。 三連符の部分は複雑な音色を聴きながら主要な音を指だけで残せる指使いで。 最後の暗い和音は深い響きでブラームスが人生を受け入れた穏やかさを表現して。 和音は左右でサポートし合って響きを聴いて内声から音を拾ってみましょう。 ペダルと指レガートを上手く組み合わせて。休符を感じることも大切に。 響きや表現など多くを学ぶことのできる深みのあるブラームスの晩年の作品です。

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Q & A 2023-12-17

ラヴェル:鏡 4.道化師の朝の歌、シューベルト:即興曲142-3、 グリンカ=バラキレフ:ひばり、モーツァルト:ペダルについて

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