#104 チャイコフスキー 6月「舟歌」③

三回目の今回は後半とコーダを見て行きます。 テーマが戻りますが今度は音が増えて複雑な響きになります。 左手の内声が歌えるような、またはつながりが聴こえるような指使いで。 右手のメロディーはタッチを変えて音色を変化させましょう。 和音は温かいトーンをキープします。 コーダは 神秘的な悲しみを持った光が降ってくるイメージで。 デュエットは中低音部に下がってきたら濁らないよう ペダルを小節ごとからもっと細かい踏み替えに変えます。 最後の繰り返しは拍感を失わないで。 ロシア作品らしく内声を豊かに表しましょう。

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#103 チャイコフスキー 6月「舟歌」②

中間部の始まりは長調でpoco piu mosso 少しテンポが上がります。タッチも今までの重さを抜いて、鍵盤を撫でるように引っ張って弾くとレガートをキープしながら軽い響きになります。2人が舟で揺れている様な幸せなバルカローレをイメージしましょう。音楽が進むに連れて段々重さとテンポ、強弱を増してallegro giocosoへ。ここはダンスを意識してペダリングに注意しつつ、軽快さがフレーズを切らないように、旋律的に。クライマックスのffのアルペジオに向けてf > pの波をクレッシェンドさせて行きます。アルペジオは和音だけ弾いたり、次のポジションへ素早く準備する練習を。

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04 4和音、七の和音

4和音、七の和音・セブンスコード(CM7,C7,Cm7,Cm7(♭5),Cdim7)メージャー7、ドミナント7、マイナー7、ディミニッシュ7、フラット5についてです。

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#102 チャイコフスキー 6月「舟歌」①

ロシア作品らしいフレーズ感や深い響きを3回に分けて学びます。小さな神秘的な詩(エピグラフ)に描写されるように幸せと悲しみが同時に混在するムードが上手く描写された曲。フレーズの最後の音に向かってクレッシェンドし、歌うイメージで弾きます。強弱で自然なフレージングをめざして。レガートできるような指使いで。左手は水のようなイメージで。和音の音色の変化や内声よく聴きましょう。テンポはアンダンテ、カンタービレでルバートも意識しましょう。

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03 3和音と転回形

コードネーム、3和音のメージャー、マイナー、ディミニッシュ、オーギュメント(C,Cm,Cdim,Caug)、和音の転回形やオン・コード(C/G)についてです。

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#101 ブラームス=コルトー「子守歌」②

1ページ目の最後から伴奏がアルペジオになります。 アルペジオは自由に柔らかく、但し弾きて手は拍を感じながら弾くこと。 ペダルは右手を弾いてから踏み替えます。 左手7つの音にメロディーをきちんとカウントして入れて 徐々に自然な滑らかさに任せて弾きましょう。 3ページ目でメロディーが右手に戻ってもテンポをキープして。 最後は右左右左と手を交差させて美しく消えて行きます。

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